【UEFAチャンピオンズリーグ】リヴァプール 2-0 レアル・マドリード(日本時間11月28日/アンフィールド)
ファウルでしか止められない、DF泣かせのテクニックが炸裂した。リヴァプールのFWモハメド・サラーがボックス内で切れ味鋭い切り返しを仕掛け、レアル・マドリードのDFフェルラン・メンディのファウルを誘ってPKを獲得。“爆速王”が見せた異次元の高速ドリブルに、ファンたちも大興奮だった。
リヴァプールの本拠地アンフィールドが沸いたのは、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第5節、69分のことだった。1点リードのホームチームは自陣右サイドで相手ボールを奪うと、カウンターを発動させる。FWルイス・ディアスのスルーパスに反応したのがサラーだ。
背番号11はハーフウェーライン手前からスタートを切ると、目の前の広大なスペースに全速力で走り込み、相手陣内の右サイドに抜け出しながらボールをコントロールした。
サラーは対応してきたメンディに構うことなくトップスピードのまま縦方向に突き進み、左足での細かいボールタッチを繰り出し、進路をゴール方向に変更。ボックス内に斜めに進んだ。ペナルティーエリアのラインを踏み越えた瞬間、左足のアウトサイドで左方向に持ち運び、間髪入れずに左足インサイドで縦に運ぶ。この高速アウトインのドリブルでメンディの逆を突くと、サラーはワンテンポ遅れて出された相手の左足に引っかかって倒れた。
PKを獲得したサラーは倒れながらもすぐに主審の姿を確認しており、したり顔をのぞかせた。一方、PKを与えたメンディは、サラーを足で引っ掛けた直後に両手を上げており、その姿はまさに“お手上げ”の格好にも映った。
解説・野口幸司氏は「上体を揺らせながら完全に逆を取りましたよね。メンディがそこで慌てて出した足が引っ掛かった感じになっている。これは完全にPKですよね。サラーのあのスピードに乗りながらのボディフェイント」と、サラーのドリブルを称賛した。また、サッカーファンたちも「メッシみたいやったな」「これはサラーがうまいか」「うんめえ」「めっちゃひっかけるやん」「サラーは今が全盛期だろ」「最高すぎる」と大興奮していた。
その後、サラーは自らPKのキッカーを務めたが、深呼吸してから放った渾身のシュートは左ポストに直撃し、惜しくも外れてしまう。異次元とも言えるドリブルで作り出した追加点のチャンスを仕留めることはできなかった。しかし、リヴァプールは76分にCKから途中出場のFWコーディ・ガクポがネットを揺らし、2-0でレアル・マドリードを下している。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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