【写真・画像】二宮和也の「人柄に惚れました」沖田臥竜&藤井道人が語る『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』の魅力 第3弾の構想も 1枚目
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 桐谷健太主演のABEMAオリジナルドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』の好評を受けて、原作・監修の沖田臥竜と企画・プロデュースの藤井道人が緊急対談。『ムショぼけ』『インフォーマ』そして本作と3度目のタッグとなる二人は、お互いの何にシンパシーを感じているのか。そして話題は桐谷のラブコールを受けて出演した二宮和也の知られざる素顔にまで及んだ。

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──お二人は『ムショぼけ』『インフォーマ』、そして『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』と3度目のタッグですが、何がお互いを惹きつけるのでしょうか?

沖田:藤井さんは僕と同じ目線でワクワクしてくれます。クリエイター同士お付き合いする際に実はそういうのが一番大事で、キャスティングが決まった時に一緒に一喜一憂してくれる。人間は大人になると好奇心を隠しがちですが、藤井さんはそこを無邪気にさらけ出してくれる。そんな人間的魅力に僕は惹きつけられています。

藤井:僕も沖田さんにシンパシーを感じるのはそこです。お互いに育った環境、歩んできた歴史は違いますが、モノ作りに関しては二人でキャッキャしながら作ることが出来る。沖田さんは面白いものを作っていくスピードが速くて『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』もそんな沖田さんの才能にどんどん仲間たちが集まった。ここまでいい形でスピーディーにモノ作りが出来る関係は本当に稀です。

沖田:物語を書くという行為は正解のない戦いなので、そこで編集者と相性が悪いと先には進みません。僕にとって『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』を作るにあたって藤井さんは1番の読者であり編集者で、打てば響く阿吽の呼吸があります。そうなるとこちらとしても藤井さんが「そうきたか!」と唸るようなものを生み出したいと思うわけで。今回も引っ張っていただきました。

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──最も共鳴するお互いの共通点とは?

沖田:好きなものの価値観は近い気がします。音楽もインディーズ系の流行っていないものをお互い好むし、映画『スワロウテイル』がずっと好きという部分も似ている。年齢的には僕の方が10歳上で歩んできた人生の道も全く違いますが、映画館という場所が未だに好きという点で共通している。藤井監督も映画、ひいては映画館へのこだわりがあって物語を作っている人。その好きが一緒だから、どんな物語を作っても同じ目線で語り合えるのだと思います。

藤井:今の分析、僕も納得です。それこそ『青の帰り道』『ヴィレッジ』『正体』と長い付き合いのある俳優・横浜流星とも10個年が離れていますが、趣味も価値観も僕と似ています。その根っこにあるものは何かと考えると映画館が思い浮かびます。年齢に関係なく映画館という暗闇で同じ映画を観るという行為。そこに年齢は関係ありません。

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──『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』の魅力は?

沖田:ドラマはあくまでフィクションですが、今の世の中の状況を物語の中にリアルに取り込んでいる点が最大の魅力のような気がします。ニュースやネットで見聞きしているものがそのままダイレクトにドラマに取り込まれていたら、やはり人は覗いてみたいと思うもの。今回描いたSNSマフィアは続編企画立案当初からのアイデアでした。

藤井:それこそ沖田さんの先見の明です。僕の場合はもっと大雑把に、タイでポンコツコンビが銃撃戦に巻き込まれてワチャワチャする程度のイメージで、スケール感を上げましょうと。ドラマに時代が追いついてきたというか、とんでもなくタイムリーな時期に配信がスタートするという沖田さんの臭覚の鋭さ。沖田さんの1.5メートル先を読むクリエイティビティは流石です。

沖田:最初の段階で国際的な闇バイト事件を取り入れたいと閃いたのは藤井さんです。ならばSNSマフィアによる闇バイトだろうと。藤井さんも十分見る目を持っています。

藤井:ここが配信プラットフォームの映画とは違う面白いところで、映画だと製作して公開されるまで1年程のブランクがあるので、描いたものが過去のものになるリスクがあります。しかし配信だと今回の『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』のように熱量を保ったまま視聴者に届けられる。「時代にフィット」が配信ならではの利点だと感じます。

二宮和也の人柄に惚れた理由
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