【リーグアン】マルセイユ 2-1 モナコ(日本時間12月2日/スタッド・ヴェロドローム)
モナコのFW南野拓実が、絶妙なトラップとターンから美しいフィニッシュワークを見せた。
途中出場となった日本代表アタッカーのプレーに、解説を務めたフロラン・ダバディ氏も「アレ!アレ!(フランス語で行け!の意味」と連呼するなど大興奮のシーンとなった。
モナコは、リーグアン第13節でマルセイユとの“地中海ダービー”に臨んだ。股関節の違和感によりベンチスタートとなった南野だったが、1ー1の同点で迎えた68分に3試合ぶりの出場。トップ下に入ると、77分に決定機を迎える。ボックス内でフリーとなっていた南野は、左サイドのMFカッソム・ワタラからグラウンダーのパスを受けると左足でトラップ。マークについていたDFレオナルド・バレルディが足を滑らせたこともあって、南野は鋭い反転ターンでスペースに侵入して、最後は左足を振り抜いた。ニアサイドを狙った強烈なシュートだったが惜しくも枠を捉えきれず、南野は頭を抱えた。
解説のダバディ氏は、南野にボールが入りトラップしたタイミングから「いいね!いいね!アレ!アレ!」と大興奮。シュートが枠を外れると「あーーー!!いやー形良かったけどね!」とまるでファンのようなリアクションを見せた。しかしその後は「素晴らしいトラップだったし、シュートレンジに持っていくステップワークも悪くなかった。あとちょっとは試合感というか、最近は出てないだけに、ボディバランスが崩れてしまい、体重が後ろにかかりすぎた」と冷静に分析している。
またファンたちもSNS上で「南野惜しいー」「受けて反転までめっちゃ良かった、決めたかったー」「今の南野めっちゃ良かったな」「タキが流れ作ってる!」とコメント。南野が見せたフィニッシュワークに多くの賛辞が寄せられた。
なお試合は、42分にMFメイソン・グリーンウッドのPKが決勝点となり、モナコが逆転負け。ダービーマッチに敗れて3位後退となった。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)