【セリエA】パルマ 3-1 ラツィオ(日本時間12月1日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
パルマのGK鈴木彩艶が、代名詞の“ロングフィード”でファンの度肝を抜いた。今や代名詞となった日本代表守護神のロングフィードだが、ラツィオ戦では脅威の80メートル級のパス。中盤を飛ばして相手のペナルティーエリアに迫る破壊力満点のキックだった。
日本時間12月1日のセリエA第14節で、パルマはラツィオと対戦。鈴木のストロングポイントが全面に出たのは、16分だった。パルマの守護神は、自陣ボックス内でボールを持つと、一度顔を上げてピッチの状況を確認して、短い助走から右足を振った。
するとボールは、中盤をすっ飛ばして一気に最前線へ。圧巻の80m級ロングフィードは敵陣ボックス手前まで飛び、パルマのFWマッテオ・カンチェッリエーリとラツィオ守備陣が反応。両チームが入り乱れる中、最後はパルマのFWデニス・マンが強引にシュートに持ち込んだ。
混戦でパルマ側にファウルがあったとして相手ボールとなり、結果的にはゴールに結びつかなかったものの、鈴木のロングフィードがラツィオに大きな脅威を与えるワンシーン。試合を見ていたファンは、SNS上で「彩艶のロングフィードがプレスの無効化」「彩艶のフィードエグすぎ誇張抜きで」「めっちゃ飛んだw」と大興奮の様子だった。
この日の鈴木は、80分にDFエマヌエレ・ヴァレーリとの連携ミスから失点したものの、他7本の枠内シュートはビッグセーブ連発でシャットアウト。パルマの3-1勝利に決定的な貢献を果たした。
(ABEMA de DAZN/セリエA)