サッカー元日本代表の槙野智章氏がSUPER GTのレーシングを体験。12月1日の『ABEMAスポーツタイム』では、超VIPも通うという“ある施設”に潜入取材した。
今回、番組MCの槙野氏が訪れたのは、モータースポーツの凄さがわかる「simdrive」という会員制のドライビングラボ。槙野氏が通されたシミュレーターは、実車と同じスケールを表現するために超大型のスクリーンが完備された最新鋭機器で、家庭用のシミュレーターやeスポーツとは全く違う体験ができるように設計されているようだ。
槙野氏は、数々のレースでタイトルを獲得してきた53歳の現役レジェンドドライバーであるGOODSMILE RACING & TeamUKYOの谷口信輝選手に直撃取材。ここでは勝負服でもあるレーシングスーツの秘密も明かされた。
スポンサーロゴなどがぎっしりとデザインされた色鮮やかなスーツながら、谷口選手が挙げたのは別の部分だった。「もしかしたら事故になってクラッシュして、燃えるかもしれない。その時のために燃えにくい素材となっている。意識を失って倒れていたとしても、車から引っ張り出すための取っ手が縫い付けられている」と“戦闘服”を紹介。さらに、「(ベルト部分には)名前や血液型が書いてある。(事故等で)意識がない時でも輸血用の血液型が一目でわかるように」と驚きの事実を明かすと、槙野氏も驚きの声をあげていた。
さらに、一度レースに向かえば空調設備のないレーシングカー内の環境は超過酷。夏場は灼熱の中でレーシングスーツを着用することとなるため、文字通り“命がけ”の戦いになるという。
槙野氏が谷口選手に取材したところ、「レース中は2時間くらい運転することになるが、ハンドルから手を離せないため水分補給も難しい。そのため、水のタンクからヘルメットの中にチューブが通っているそう。ハンドル部分にあるボタンを押すと水が飲めるようになっているが、操作しないといけないことがたくさんあるので本当に大変」と紹介。知られざる世界に、スタジオも興味津々の様子だった。
(ABEMAスポーツタイム)