愛媛県警の女性警部補が警察手帳を一時紛失し、県民と見られる人物から「落とし物」として警察署に届けられた上に、適切な手続きを怠っていたことが判明し、危機管理意識の低さを問う声があがっている。
警察手帳は警察官にとって命そのもの。原則、携帯が義務付けられており、紐で服の一部に結び付け失くさないようにしているというが、女性警部補はしていなかったという
紛失からおよそ1時間後、拾った市民が「落とし物」として届けてくれた。通常、拾得物を受理した場合、届け人の名前や拾得した日時・場所などの必要事項を記入してもらう必要があるが男性はすぐに去って行ってしまったという。適切な手続きを怠ったため警察手帳がどこで見つかったのかなども不明のままだ。
県警は「再発防止に努める」というが、特殊詐欺が横行する今、危機管理の低さを問う声もある。
リーゼント刑事こと元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は「残念ですね。やっぱり警察手帳は警察官の命なので。もし警察手帳を紛失したら全国手配になる。階級・氏名・落とした状況などを全国に知らせる」とコメント。
さらに、警察官には「落としてはならない3点」があるとして「1つが拳銃。2つ目は警察手帳。3つ目は警察無線」だと説明。「拳銃は他人に使用されてはいけないのでもちろんだが、無線機も犯罪グループに拾われて解析・盗聴されたらアウト、懲戒処分だ」と説明した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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