【DFBポカール】レーゲンスブルク 0-3 シュトゥットガルト(日本時間12月4日/ヤーンシュタディオン・レーゲンスブルク)
待望の初ゴールはやはり“頭”だった。シュトゥットガルトに所属するDFチェイス・アンリが、FKのチャンスからヘディングで豪快弾。今夏にプロデビューした逸材の初得点にはファンも喜びの声を届けている。
DFBポカール(ドイツカップ)ラウンド16でシュトゥットガルトがアウェーに乗り込んだレーゲンスブルク(ドイツ2部)戦。チェイス・アンリは、11月30日のブレーメン戦(ブンデスリーガ第12節)から中2日で迎えたゲームでもCBで先発すると、1-0でリードする19分に大仕事をやってのけた。
チームは右サイドからのFKを獲得すると、キッカーを務めたDFパスカル・シュテンツェルはファーサイドへのクロスボールを選択。これにドンピシャで反応したのが、チェイス・アンリだ。
188cmの長身CBは、ボックス外からファーへ走る際に一度、ボールの落下地点よりも左側へと進路を取っていた。そこからクイッと方向を内側に変えて前に食い込むと、競り合ったDFニコ・オチョイスキーを吹っ飛ばして背後から顔を出してフリーとなり頭でボールを捉える。そのまま狙い澄ましたヘディングシュートをゴールネット右隅へと突き刺した。
自慢の“バンバーヘッド”の髪が揺れる、豪快なヘディング弾。20歳の逸材はゴール直後には両腕でガッツポーズしたのち、スタンドに向かって右手人差し指を立ててアピールし、駆け寄ってくる味方からの祝福を受けた。
今夏にBチームからトップチームに昇格したチェイス・アンリにとっては、これが公式戦初ゴール。待望の瞬間となったことで、ファンもSNSで「わあぁぁぁぁ!」「チェイス初ゴール!」「アンリくんんんんん」「シュツットガルトでの初ゴール!」「おめでとう!完璧なヘッド!」と喜びと祝福のコメントを寄せている。
トップ昇格1年目ながら早くもチームの信頼を獲得しているチェイス・アンリは、ブンデスリーガの12試合中6試合で先発フル出場(途中出場も4試合)し、チャンピオンズリーグでもここまで4試合出場。守備はもちろんビルドアップなど攻撃面でも存在感を放ち、評価はまさに右肩上がりだ。
なお、シュトゥットガルトは61分にも追加点を挙げてリードを広げ、3-0でレーゲンスブルクを撃破。チェイス・アンリは81分に交代するなど、攻守でチームに小さくない貢献を果たしていた。
(ABEMA de DAZN/DFBポカール)