手配犯の顔など特徴を覚え、人込みの中から容疑者を見つけ出す「見当たり捜査」。元徳島県警捜査一課警部の秋山博康氏は、そのなかでも精鋭が揃っているという大阪府警の見当たり捜査の凄さについて語った。
秋山氏は「大阪府警の見当たり捜査は日本一の能力と言ってもいい。毎日、手配犯の顔と特徴と徹底的に頭に叩きこんでいる」と解説すると「高速道路ですれ違った車を手配犯が運転しているのを見つけ逮捕したこともある」と驚きのケースを紹介した。
どのくらいの特徴を記憶しているのかについては「大体1人の捜査員が100人から200人、多い人は500人ぐらい覚えている」と説明。
記憶している特徴については「絶対指名手配犯は変装もする。中には整形するものもいるが、目と耳というのは変わらない。目は二重にしても瞳孔の間隔や目の位置は変わらない。耳は指紋と一緒で耳紋(じもん)があり、それを覚える」と、さまざまな特徴を覚えていることを明かした。
さらに、過去に大阪府警に見当たり捜査を依頼しに行った際のエピソードを披露。捜査をお願いすると、相手は「その被疑者は大阪府内にいません」とキッパリ。理由を尋ねると「いたら私たちが捕まえている」と言い放ったのだとか。その部署については「年間200人ぐらいつかまえる係」と優秀さを強調した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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