おかず1個だけで、約40分かけて、5合の米を完食する。そんな日本人が、なぜか中国で大バズりしている。
総再生数は合わせて1億回。上海出身のABEMA的ニュースショー・アシスタントディレクター(AD)は、「開設2週間で100万人超えのフォロワー。大食い配信好きには有名人だ」と中国での人気ぶりを語る。
中国の動画サイトでは「脳と胃がケンカしてる!おもしろい!」「お米を残さず食べてくれてありがとう」「早く中国に来てください。お金稼げますよ!」といった声がでて、「お米の妖精」の愛称で人気だという。
“ワンフードライスマン”として活動する、この人物は、吉本興業所属のお笑い芸人・FFヤスエダ。名前のFFは、“フードファイター”の略だ。芸歴8年だが、「解散してピンになり、ライブの出番が2カ月に1回程度になってしまった」ため、先輩芸人の「レインボー」池田直人から「大食いのYouTubeやってみたら」とアドバイスされたことをきっかけに活動を始めた。
最初の投稿は、米5合をウインナー1本で食べる動画。食べ始めると、ほとんど言葉を発さず、音楽もテロップも入れず、早送りもせず、ひたすら食べ続ける。最初から海外を意識していて、「日本で上げている動画を、中国の方が転載して、1発目(の動画)が1000万再生以上された」という。「中国では、俺が原因で、(日本の)米が足りていないと言われている」。
大量の“偽ヤスエダ”も登場し、誤って本人アカウントが凍結されたこともある。このスタイルにこだわる理由は、「おかず1品で5合食べるのはカッコいい。米はかめばかむほど甘く、すごくおいしい」からだ。「梅干しが一番持続力ある。種までおいしく、最後まで味が継続する」という。
日本人には無名だが、「日本で中国の方に『握手してください』(と言われる)みたいな。この前も、コンビニの若いお兄ちゃんが、レジを打ちながら写真を撮った。中国では大スターになっているらしい」といった状況だという。
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