3日夜、韓国の尹錫悦大統領が突如「非常戒厳」を発令して、韓国内が大混乱になった。非常戒厳は、戦時下など非常事態に発令され、軍による統制力強化、言論や集会の自由などが制限される制度。今回は戦争ではなく、多数を占める野党により、政策を阻まれ続けた尹大統領が“逆クーデター”として国会解散を狙ったものだったが、深夜に解除要求決議を可決され、わずか6時間で解除。実質的には“不発”に終わった。
日本では性質が異なるものの、憲法改正において「緊急事態条項」が論点の1つとなっている。大規模な災害や戦争、テロなどの緊急事態が発生した際、政府の権限や国会のルールを定めるものだ。『ABEMA Prime』では、韓国で発令された非常戒厳の状況を見つつ、日本に緊急事態条項が必要か否か、その是非を議論した。