米倉涼子(49)が『徹子の部屋』に出演。『ドクターX』シリーズ終了の理由を語る中で、2019年に“脳脊髄液減少症”と診断されたと告白。いつ症状が出るかわからない状態で撮影に臨むリスクを明かした。
12月6日(金)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。米倉涼子が出演した。
6日(金)は米倉が主演を務める『劇場版ドクターX FINAL』の公開日。今作を以て2012年10月から続いた大人気シリーズが完結する。黒柳から「なぜここで最後に?」と聞かれた米倉は「単純にみんなが歳をとってきた。私自身も10センチ以上あるヒールで走るのが辛い」と答えつつ、「私も2019年くらいから“脳脊髄液減少症”を患っていた」と明かした。
“脳脊髄液減少症”とは脳や脊髄を守る液が漏れてしまい、頭痛や吐き気などさまざまな症状に悩まされる病気。米倉は「撮影の最中に発症してしまうと、ヒールを履く以前に真っ直ぐ歩けない」「壁に無意識に手を支えて歩き始めたら『また再発したのか』って感じ」といつ症状が出るかわからない状態で長期の撮影に臨むリスクを語った。
視覚面でも異変が起き、「ライトが全部繋がってしまう。酔っ払った映像みたいに、ぐるぐるしている感じ。それが自分に起こっている」と米倉。「寝ている時は元気なんです。でも起き上がるとどんどんエネルギーがなくなっていくようで」「意気込みはあるのに体がついてこない。『年取ったのかな』『やる気がなくなっているのかな』と思うようになりました」と苦しみを明かし、「(発症した状態で)数か月間走り切れるか怖くて。それが理由の一つでもある」と打ち明けた。
おかしいと思いながら脳ドックを受け、「あちこち行って、造影剤を入れて。どれだけの量が外に流れているのかを測った時には6~7回目の処置だった」と米倉。「一生まとわりついてくる病気なので。衝撃の強い役は我慢しながら、やれる仕事を選んでいかないといけない」と仕事への影響を明かした。 去年手術を受け、重い症状は少し改善されたそう。「今回の映画もみんなに助けてもらいながらなんとか」とシリーズ完走を黒柳に報告した。