【UEFAチャンピオンズリーグ】ディナモ・ザグレブ 0-0 セルティック(日本時間12月11日/スタディオン・マクシミール)
相手の意表を突く"あざとい"プレーだった。セルティックに所属するMF旗手怜央は、相手陣内で倒されてファウルをもらった直後、すぐさま起き上がってゴール前に蹴り込んだ。なんとしてもゴールを…という闘志を感じる場面だ。
話題の場面は、セルティックのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、ディナモ・ザグレブ戦の62分のことだ。セルティックが相手陣内で攻撃を展開し、セカンドボールを拾われた直後に回収に向かっていた。
クリアボールを拾ったディナモ・ザグレブのMFルーカス・カチャベンダにプレスをかけた旗手は、相手のパス交換の合間でインターセプト。一度、自陣方向へ運ぼうとしたところで、カチャベンダに足をかけられて転倒してしまった。当然、この場面でレフェリーが笛を吹いてファウルとなり、セルティックはゴール前左の絶好の位置でFKを手にした。
その直後のことだった。旗手はその場にうつ伏せの大の字のような格好で倒れていたものの、審判が笛を吹いてから1秒も立たないうちに立ち上がった。そして次の瞬間、なんと目の前のボールを蹴り込んで、ゴール前にいるFW古橋亨梧を狙ったクロスを送ったのだ。映像でも明らかなように、相手ディフェンスどころか味方もほぼ準備ができていない中で唯一、古橋はこのパスを感じ取り、動き出しを始めていた。
残念ながらこれはDFケビン・テオフィル・カトリーヌのクリアに遭ってしまったものの、中継の実況が「相手の隙を見逃さない」と話した通り、旗手の虎視眈々とした"あざとさ"がにじみ出たシーンだ。
旗手はこの試合、短距離のパスミスが目立ち、ファンも「今日の旗手はミスが多すぎる」とSNSで嘆いていたこともあり、背番号41はなんとしてもゴールを生み出そうとした選択かもしれない。旗手は直後の65分までピッチに立った。(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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