「突然の取り下げ」から1カ月が経過した。
 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏が「複数女性への性加害疑惑を報じた『週刊文春』の記事は名誉毀損」として発行元の文藝春秋側に5.5億円の賠償を求めた訴訟。
 なぜ松本氏側は訴えを取り下げたのか? 『週刊文春』側はどのような証拠を手にしていたのか? テレビ朝日社会部司法担当 吉田遥記者に聞いた。
━━そもそも今回はどのような立て付けの裁判だったのか?
「今回は民事裁判だ。松本氏側は記事で名誉を毀損されたとして、発行元の文芸春秋側に対し、5.5億万円の損害賠償や記事の訂正による名誉回復を求める裁判を起こしていた」