医療脱毛大手「アリシアクリニック」が10日、突然営業を停止した。理由は破産。同クリニックを経営していた2つの法人団体の負債総額は約124億円で、債権者数は実に約9万2000人にもなり、過去最大規模になっている。患者からは返金を求めるものの戻る見込みもなく、また施術の途中だったと嘆く声が相次いでいるが、全43店舗で施術の継続や返金は極めて難しいと言われている。
レーザー機器などを使って毛根を破壊し永久脱毛をする医療行為だが、今年は脱毛サロンの倒産が相次ぎ、14件と最多を更新した。参入障壁が低く、低価格化に加え、顧客獲得のために有名芸能人を起用することで宣伝広告費が負担になり、資金調達が困難になったという分析もある。『ABEMA Prime』ではアリシアクリニックが破産した当日まで働いていた元従業員に、その時の状況を聞くとともに、専門家と倒産ラッシュの原因を考えた。