■未受診妊婦で出産、子どもは特別養子縁組に
1人で出産したのぞみさんは、生まれた男の子を特別養子縁組に託した。「その子に愛情が全く芽生えなかったわけではなく、定期的に数カ月に1回、成長過程を送ってもらえている。こんな感じで今、成長してるんだという感じの気持ちはある。今のご時世、シングルマザーの方も多いけど、1人で育てるよりは夫婦揃って、お父さんもいる状態で育ててもらう方がいい。あとは、私の生活が安定しているわけではなく、傷つけてしまったり、我慢させたり、そういうのが嫌だった。施設に入れるのも嫌だったので、家庭を知ってもらう意味でも、特別養子縁組を選んだ」。
また高橋氏は、望まない妊娠に対して、人工妊娠中絶やアフターピルの必要性も語った。「人工妊娠中絶が悪いことと思ってほしくない。あくまで、妊娠を継続する・しないは女性の権利。人工妊娠中絶薬も認可されて使えるところも増えて、選択肢としてはちょっとずつ広がっている。お金はかかるが、それをNPO法人が負担をしてくれるところもある。ぜひ相談してほしい」と伝えた。
(『ABEMA Prime』より)


