2019年に起きた参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で、安倍政権で法務大臣を務めた河井克行氏が逮捕された。東京地裁で懲役3年の実刑判決が下され、河井氏は控訴を断念して収監、2023年に出所した。
 かつて受託収賄などの罪で最高裁まで争い、2年の実刑判決を受けて服役経験のある鈴木宗男参議院議員は、河井氏に「狙われたというか刺された」と同情を示し、「司法の危機。一握りの政治家を挙げるのが使命だという、間違った頭づくりだ」と問題を指摘する。