2019年の参議院選挙をめぐって起きた、河井克行元法務大臣による大規模買収事件。妻の案里氏を当選させるために河井氏が買収行為を行ったとされるもので、河井氏は公職選挙法違反で懲役3年の実刑判決が確定し、去年出所した。
 同事件を巡っては長期にわたって拘留するいわゆる「人質司法」や、金を受け取った100人全員を不起訴にして河井氏のみ立件する「司法取引」疑惑、さらには広島選挙区をめぐる自民党内の派閥のあつれきなど、闇に葬られそうになっている多くの問題が存在するという。