和歌山県の資産家・野崎幸助さんが覚せい剤中毒で死亡した「紀州ドン・ファン事件」。殺人などの罪に問われた28歳の元妻に無罪判決が言い渡された。
 裁判では元妻が野崎さんに覚せい剤を摂取させて殺害したと認められるかどうかが争点だった。判決では「第三者による他殺の可能性や自殺の可能性はないと言えるが、被害者が覚せい剤を誤って過剰摂取した可能性がないとは言い切れず、被告が殺害したとするには合理的な疑いが残る」と判断。今回の判決に対して、SNSなどでは「納得いかない」といった声も多く見られた。