ロシアの介入が指摘される11月のルーマニア大統領選をめぐり、EU(=ヨーロッパ連合)は17日、選挙への介入に対処しなかった疑いで、中国系の動画投稿アプリ「TikTok」を正式に調査すると発表しました。
 11月24日のルーマニア大統領選の第1回投票では、ロシア寄りの主張をしていた極右政治家のジョルジェスク氏が、「泡沫候補」とされていたにもかかわらず、得票率(約23%)で1位となりました。
 その後、TikTokにジョルジェスク氏の動画が大量に拡散されていることが発覚し、憲法裁判所は6日、第1回投票を無効とし、選挙のやり直しを命じました。ルーマニア当局は、ロシアによる選挙介入の疑惑を指摘しています。