実は、40kmほど離れた集落に自宅があり、そこで妻が暮らしているというが、「15、6年前から夫婦別々で暮らしているんです」。生家を守りながら、2年前からは脳腫瘍の影響で目が不自由になった妻を介護するため、この地から行き来しているそうだ。

 一人親方で林業を営むフジワラさん。「貧乏だから(笑)。同じ一日を過ごすのであれば、ただ遊んでいるよりは仕事やってるほうがいい。バタンといくまで、生涯現役が夢」と語る。早朝からの仕事を終えた後は、毎晩妻の元へ通って食事を準備する。

 こうした暮らしについて、妻は「(ポツンと一軒家に戻るのは)嫌。山は寒いでしょ?」と笑う。フジワラさんは「今になればどうってことない。毎日来てるから寂しくはない。住み慣れた所が一番だし、夏は鳥の声を聞きながら寝るのがいい」と、全く苦にしていないということだった。

【写真・画像】目の不自由な妻の夕飯を作るため、毎日数十キロを往復する78歳夫 北海道の“ポツンと一軒家”暮らし、夫婦の絆に所ジョージ「愛だね」 2枚目
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 これを見届けたスタジオでは、MCの所ジョージは「すごい、愛だね」「奥さんは町が好きだって言うんだから、じゃあ町にいなさいよ、だもん」とコメント。ゲストの山瀬まみは「(相手に)悪いから、とかじゃなく自分の意思を言えるのが、また良い夫婦だなと思いました」と語っていた。

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