2019年に起きた、参議員広島選挙区をめぐる大規模買収事件。河井克行元法務大臣は妻・案里氏出馬をめぐり、投票や票の取りまとめを100人に依頼。計約2900万円の報酬を渡したとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反(買収)の容疑で逮捕。東京地裁で懲役3年の実刑判決が下され、河井氏は控訴をみずから断念し収監。去年出所した。
 政治ジャーナリストの青山和弘氏は河井氏について「安倍(晋三)氏、菅(義偉)氏の秘蔵っ子的な存在で、安倍氏の外交指示によって飛び回っていた人」と解説した。