先に中国に渡ったハナさんの母は、準備が整うと娘たちを北朝鮮から呼び寄せることに。ハナさんは「国境警備にお金を渡せば見逃してもらえる。金額は2万円。当時の北朝鮮で半年分の給料です。母はそのお金を稼いでくれました」と明かした。
極寒の12月、凍った川の上を歩いて中国へ渡ったというハナさん姉妹。「妹が氷から落ちて溺れ、中国の国境警備に捕まった。当時妹は16歳で幼かったからか見逃してもらえたんです。殺されると思ったので本当に奇跡でした」と命の危機を乗り越えた。
バレれば北朝鮮に送還される可能性もある中、中国で待っていた母と3年ぶりに合流。「泣いて駆け寄って抱き合いました」と再会を回顧した。
この記事の画像一覧

