【UEFA女子チャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 1-2 チェルシー(日本時間12月18日/エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノ)
なでしこジャパンの20歳FW浜野まいかが、所属先のチェルシーで決定機を演出した。左サイドの裏に抜け出して ノールックパスで相手を翻弄。わずか15秒間でレアル・マドリードを切り崩した速攻劇にはファンも称賛を送っていた。
注目のシーンは、UEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)のグループステージ第6節、レアル・マドリード戦の67分に訪れた。浜野が裏にスペースを見つけて自陣から左サイドを全速力で駆け上がると、FWカタリナ・マカーリオが相手ディフェンスラインの裏にスルーパスを送る。
裏に抜け出した浜野はこのパスを猛烈なスプリントで追いつくと、相手との駆け引きでタメを作る。すると、中央に目線を送っていたが、急に身体を捻って左斜め前に出すノールックのスルーパスで決定的な場面を生み出した。
パスを受けたマカーリオは相手を引き付けて、アウトサイドのワンタッチパスでMFワイケ・カプテインに預ける。カプテインはコントロールからFWのエイジー・ビーヴァー=ジョーンズへラストパスを送るも、彼女のダイレクトシュートはGKに防がれた。
40分に投入されていた浜野は、レアル・マドリード守備陣を完全に翻弄した“ノールックスルーパス”を筆頭に、多くのチャンスを作っていた。このパフォーマンスを受けてSNS上では海外ファンが、「彼女はまさにゲームチェンジャー」「パスのビジョンが素晴らしい」「ハードワーカーでインテリジェントに長けている」「勝利に不可欠だった」と称賛していた。
なお、チェルシーは2-1の勝利を飾り、WCLのグループステージで無傷の6戦全勝。決勝トーナメント進出を決めている。
(ABEMA de DAZN/UEFA女子チャンピオンズリーグ)