日本被団協へのノーベル平和賞の授賞式がノルウェー・オスロで行われた。各地で紛争が続くなか、被爆者の声や核兵器廃絶への訴えが世界で注目される機会となった。オスロの人たちや取材に訪れた海外メディアの記者たちが、被爆者の体験談に胸を痛めていたのが印象的だ。
 ただ被爆者の平均年齢は85歳を超え、実際に被爆体験の記憶が残る人は少なくなってきている。ノーベル平和賞の授賞式は、被爆体験や核兵器の廃絶を訴える運動を次世代に継承することも大きなテーマの一つとなった。