【セリエA】ASローマ 5-0 パルマ(日本時間12月22日/スタディオ・オリンピコ)
パルマのGK鈴木彩艶が何もできず、ただ翻弄された。ゴール前でローマのFWパウロ・ディバラに弄ばれるかのような浮き球のラストパスを出され、FWアルテム・ドフビクに押し込まれた。ワールドクラスのプレーを食らった様子を見て、ファンも同情の様子だった。
衝撃の場面は83分だった。ローマはパルマの左サイドを崩していくと、MFマヌ・コネがボックス内左でディバラへとスルーパスを送る。これに反応したアルゼンチン代表のファンタジスタは、ワンタッチで浮かせた横パスを供給。鈴木の目の前を横切ったボールを、ファーのドフビクが押し込んだ。
シュートの可能性も十分にあったシチュエーションで、鈴木は両方の可能性を想定していたはず。シュートかパスか、瞬時に最適な選択肢を選び、柔らかいパスを通したディバラが、遅れて横っ飛びした鈴木を完全に上回った。
パルマにとっては、これが痛恨の5失点目に。ファンはSNS上で「ザイオンが悪かったとは思わんけど」「ディバラが無双しとったわ」「ノーチャンスや」「ザイオンは活躍してるよ」「ザイオン可哀想すぎる…」「ザイオンさんが少し気の毒」など、ローマの好連係とディバラのワールドクラスのアシストがフォーカスされる形となった。
パルマはその後、一矢報いるゴールを決めることもできず、0-5のまま今季初の3連敗となった。今夏のセリエA移籍後では最多の5失点(PKが2つ)と、鈴木にとっても悔しい試合となった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)