敵でありながら、その最期に“カッコいい”と目を奪われた人は多かっただろう。ランバ・ラル隊はホワイトベースに白兵戦を仕掛けたが、アムロ・レイ(CV:古谷徹)ら地球連邦軍の決死の抵抗の前に作戦は失敗。ランバ・ラル(CV:広瀬正志)は手榴弾を持ったままホワイトベースを飛び降り、ガンダムの手の上で爆発し散っていった。
ランバ・ラル隊はホワイトベース艦内への侵入に成功し、サブブリッジの占領を目指した。途中、銃を構えたフラウ・ボゥと遭遇したが、ランバは彼女の銃をはたき落し、「銃を持っていれば殺す!どこかに隠れているんだ」と叱りつけるだけで手は出さなかった。2度も命を救われる形となったフラウ・ボゥは、走り去るランバの後ろ姿を複雑そうな表情で見つめていた。