【写真・画像】モビルスーツなのに人の動きを超えている?「機動戦士ガンダム」アムロ、盾の裏からビームサーベルを出す超絶技巧 1枚目
【映像】たった一瞬でサーベルを隠し持つアムロのガンダム(21分10秒ごろ~)

 「なにその裏技みたいなやつ……いつ出したの!?」と誰もがツッコミを入れた瞬間だった。シャア大佐率いる戦艦ザンジバルの追撃を退けたホワイトベースに、休む間もなくキャメル艦隊が襲い掛かった。ガンダムとリック・ドムの一騎打ちでは、アムロ・レイ(CV:古谷徹)が盾の裏に隠し持ったビームサーベルで攻撃を防ぐ美技を披露した。

【映像】たった一瞬でサーベルを隠し持つアムロのガンダム(21分10秒ごろ~)

 シャア大佐は元部下であるドレン大尉(CV:永井一郎)率いるキャメル艦隊にホワイトベースの迎撃を依頼した。ブライト・ノアは第一戦闘配置を指示し、強行突破を決断したが、キャメル艦隊からはリック・ドム編隊が出撃し、シャアと同じ戦法でホワイトベースに攻撃した。

 集中攻撃を受けたホワイトベースだったが、ブライトは左翼から攻撃してくる軽巡洋艦ムサイに狙いを絞り、攻撃を集中させた。ガンダムもブライトの指示を受け、リック・ドムを無視してムサイへと一直線で突進する。ドレンはシャアが到着するまでにホワイトベースを仕留めようと意気込んでいたが、思うように事を運べずにいた。

 ガンダムの姿が見えないと報告を受けたドレンは「そんなはずはない!ガンダムはいるはずだ、どこなんだ!」と焦りを見せた。ガンダムはスワメル艦を撃沈すると、さらにドレンの乗るムサイに向かって突進していく。カバーに入ったリック・ドムの攻撃を受け流しながら、ガンダムはビームサーベルでムサイのブリッジを切り裂き、ドレンは宇宙の塵となった。

 その後、ガンダムはリック・ドムと一騎打ちとなった。アムロは「上か?下か?」と敵の太刀筋を読み、攻撃を見切ってカウンターを狙ったが、うまく回避され一瞬の隙を突かれてしまう。リック・ドムの攻撃がガンダムに迫り、アムロはシールドで防ごうとするも、そのサーベルはシールドをも切り裂く威力で万事休すかと思われた。

 しかしこのとき、アムロはシールドの裏に隠していたもう1本のビームサーベルを取り出すと、攻撃を見事に防ぎ切ったのだ。アムロがカウンターを狙ったとき、もう1本のビームサーベルは確かにバックパックに収まっていた。つまりアムロは、一瞬の間にバックパックからビームサーベルを抜刀し、シールド裏に忍ばせていたということになる。人間の剣豪顔負けの速さを巨大なロボットでやってのけるなんて、まさに神業としか言いようがない!?

 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。

(C)創通・サンライズ

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