【カラバオカップ】アーセナル 0-2 ニューカッスル(日本時間1月8日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルが得意とするセットプレーを完全に封じた瞬間だった。ニューカッスルのボールに飛び込む体を張ったブロックはまさに鉄壁。たった7秒間で見せた、驚愕の3連続ブロックにファンたちが反応している。
ニューカッスルは日本時間1月8日、カラバオカップ準決勝1stレグでアーセナルと敵地で対戦した。すると10分、この試合最初のターニングポイントを迎える。
ニューカッスルは自陣左サイドでアーセナルにFKを与えた。今季はセットプレーコーチを務めるニコラ・ジョバー氏の指導が功を奏し、アーセナルの大きな得点源になっている。しかしニューカッスルの守備陣がそれを上回った。
MFマルティン・ウーデゴールが蹴り込んだボールをDFルイス・ホールがヘディングでクリア。溢れたボールを拾ったFWレアンドロ・トロサールのシュート系のボールを、FWアレクサンデル・イサクがブロックした。さらにこぼれ球につめたFWガブリエウ・マルティネッリのシュートに対しては、MFサンドロ・トナーリが素早い寄せでブロック。ウィリアン・サリバのシュートも、ダン・バーンが体を投げ出してブロックした。
わずか7秒間で3つの攻守を見せたニューカッスルの守備について解説の川勝良一氏は「傍観する選手がいないニューカッスルの選手たちのボックス内の意識もトレーニングされていますね。偶然できたというよりも当然の立ち位置。変な所でステイする選手がいない」とコメント。高い集中力を保った統率されたディフェンスを称賛した。
このプレーにSNSのファンたちも反応。「ニューカッスルの守備堅いな」「まさに鉄壁」「何人いるんだよ!」とニューカッスルのディフェンス陣を称えた。
堅い守備でアーセナルの攻撃をシャットアウトしたニューカッスルは、37分にイサクのゴールで先制。さらに51分にはアンソニー・ゴードンのゴールで追加点を挙げて2ー0で先勝。2月5日には本拠地セント・ジェームズパークで2ndレグが行われる。(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)