【リーグアン】スタッド・ランス 2-4 ニース(日本時間1月12日/スタッド・ジェフロワ=ギシャール)
スタッド・ランス所属のFW伊東純也が華麗なドリブルから優しいパスを出すと、FW中村敬斗がボックス手前からシュートを放った。惜しくも枠を越えたが、日本代表コンビでつくり出した決定機にファンが熱狂している。
“ランス兄弟”のホットラインが開通したのはリーグアン第17節、スタッド・ランスがニースと対戦した前半終了間際、45+3分のことだ。1点を追いかけるスタッド・ランスはピッチ中央で縦パスをインターセプトし、右サイドから抜け出した伊東にボールを預けてカウンターを発動させた。
34分にゴールネットを揺らした快速ウインガーは、細かいタッチでボックス内に右から侵入していく。ニースはDFダンテとDFメルビン・バードのダブルチームで対応してきたが、伊東は小回りの利いたターンで相手2選手のプレッシャーをいなす。そしてゴール前の状況を確認すると、マークを外して右手でパスを要求していた中村へと、ていねいなラストパスを送り届けた。背番号17は、このボールに対してボックス手前からダイレクトで右足を一閃。残念ながらシュートは枠を捉えることができなかったものの、日本代表コンビで決定機を演出した。
実況・小松正史氏は「伊東から中村のラインでした」と伝え、解説・中山淳氏は「フリーでしたけど、ちょっとバウンドして難しかったですかね」と中村のシュートが枠内に飛ばなかった要因について考察した。
このスタジアムを熱狂させたシーンには、ファンもSNS上で反応。「伊東純也選手と中村敬斗選手が相手ゴールに向かって走り出すと、めちゃくちゃワクワクする」「中村敬斗は伊東純也を見ているし、伊東純也は中村敬斗を見ている。この2人からは得点の匂いがする」といったコメントが並んだ。
その後も両翼を担う日本代表コンビは、持ち味を存分に発揮してゴールに向かっていくも、スタッド・ランスはニースの攻撃を止めることができず。最終的には2-4と引き離され、ホームで手痛い敗戦を喫した。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)





