日本では今、「風呂キャンセル界隈」をきっかけに、いろいろな「○○キャンセル界隈」が広がっている。寒い冬に入ってからは1日、2日とまるで外に出ない「外出キャンセル界隈」の人々も増えており、中には月1回程度しか外出しない生活を、6年以上も続けている人もいる。この「外出キャンセル」に“待った”をかけるのが、1年の3/4を旅して過ごすという観光系動画制作会社代表のKeiさんだ。
「月に1週間、東京にいればいいくらい」と、国内外問わず各地を飛び回り、仕事はリモート。それでも経験は自分への投資と断言し、実際に収入もアップしているという。「ABEMA Prime」では、「外出キャンセル界隈」特集で、正反対の生活を送るKeiさんをゲストに招き、その刺激的な生活の実態を聞いた。
妻と2人で旅するKeiさんの昨年6月の生活は、実に目まぐるしかった。1~12日はマダガスカルに滞在。13、14日の2日間は東京にいてリフレッシュすると、15~21日は台湾へ。21、22日は東京で体のメンテナンスを行うと、23日からはマレーシアとタイに滞在した。東京に帰宅することがリフレッシュなのか、という問いには「例えば大好きな美容室に行くとか、奥さんの家族に会いに行くとか」。妻との旅には「普段は2人で旅をしているけれど、あえて1週間別居しようとか全然ある。」と述べた。
年中、旅する生活は何をきっかけに始まったのか。「大学4年生の時にバックパッカーで世界を1周した。僕はそれまで海外に行ったことがなかったが、世界は広いんだなと感じ、もっと知らないことを吸収して旅をしたら面白い人生になるのではないかと信じてやっていたら、こんな感じのライフスタイルになった」。この生活は、もう10年になるというが、まるで飽きない。「もう毎月住む場所を変えたり、住む国を変えたりしているので全然飽きというのはない」ときっぱり答えた。
旅ばかりの生活には、もちろん資金も必要だ。「旅をしながら、web関係の仕事をしている。僕は旅をしているほうが、収入がどんどん上がっていっている。だから旅とか移動が自己投資だと思っている。人生の最高の投資は旅だったなと僕は今のところ思う」と続けた。金銭面を考えれば、ホテルなどに泊まるより、東京のアパートの方が経済的ではあるが、「外の方が可能性がある、チャンスがあるなと思って。家で仕事するのも嫌いではないし、オンラインでも問題ないが、やはり直接来てみると新しいことに気づくことが多い」と、実体験することに重きを置いている。
これだけ飛び回れば、肉体的な負担も相当と思われるが、Keiさんの表情に疲れの色は見えない。「全然疲れない。都度都度で休めばいいし、今はホテル暮らしなので全然問題ない」と述べた。ホテルの当たり外れに関しても、「それがおもしろさだ」と語った。着替えも「1カ月、アフリカとかにバックパッカーで行く時は、1週間分とか持っていって、それを着回す」と述べ、物はあまり持たない生活をしていると明かした。
ある意味では夢のようなライフスタイル。「外に出ることもリスクだが、せっかくリスクを背負うなら楽しい方がいい。旅したほうがいいというのが僕の考え。ただ家にいるだけでは何も増えない。外に出ればリターンが大きい」。Keiさんの生き方に、インフルエンサーで実業家の岸谷蘭丸氏は「説得力がエグい。ウキウキ、ハツラツとしている。リモートワークでちゃんと稼いでいるというのは、この時代の生き方としてすごくいい。めっちゃ羨ましい」と絶賛していた。
(『ABEMA Prime』より)
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