お祭り男でさえも、トークの調子に浮き沈みがあるようだ。キールに所属する日本代表FW町野修斗が放った鋭く落ちる縦回転のFKを見て発した、サッカー元日本代表・槙野智章氏の言葉にスタジオが凍りついた。
1月19日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、ブンデスリーガで活躍する日本人選手を特集。中でも今季、日本人最多となる7ゴールを挙げているキールの日本代表FW町野修斗にスポットライトが当たった。
町野は日本時間1月15日に行われたブンデスリーガ第18節のドルトムント戦で、2シャドーの一角としてスタメン出場すると27分にゴールネットを揺らす。右サイドからドルトムントのスローインでリスタートすると、MFアレクサンダー・ベルンハルトソンがこのボールを奪ってキールが速攻。ボックス手前でベルンハルトソンからのパスを受けた町野が右足でダイレクトシュートをねじ込んだ。
このゴールについて番組MCの槙野氏は、いい守備からの攻撃を讃えつつ、「横パスが来て(シュートは)簡単だろうなと思われるが、よく見るとボールが跳ねている。この状態で打っているのでかなり難易度が高い」と指摘。さらに「本来は横パスに対してインサイドという確実にゴールにパスする(方法で蹴る)。町野はボールが浮いている中で、インステップでふかさないように振っている。めちゃくちゃ難しいけどそれでも決めている」と町野のシュート技術の高さを絶賛した。
ゲストコメンテーターでサッカー元日本代表の安田理大氏は、ブンデスリーガでゴールを量産する“忍者”の凄さについて「得点パターンが豊富。ポジショニングの良さ、両足でゴール決められる、セットプレーも蹴ることができる」と多彩なシュートを称賛。さらにセットプレーについては「全盛期の槙野を彷彿する」と、現役時代にFKキッカーを務めたこともある槙野氏と似ている部分があると語った。
すると槙野氏は「僕も落ちる早いボールを蹴ってきた。今のトークも落ちてるんだけどね(笑)」とコメント。一瞬、スタジオが静まり返った直後に安田氏が「そうかな?」とつっこんだことで笑いが漏れた。大笑いする槙野氏は「なんか今日調子悪いね」と顔を真っ赤にさせていた。
(ABEMAスポーツタイム)





