【リーグアン】パリSG 1－1 スタッド・ランス（日本時間1月26日／パルク・デ・プランス）
スタッド・ランスが誇る日本代表コンビがまた魅せた。FW中村敬斗がパリ・サンジェルマン（PSG）を相手に今季8点目を決めたシーンにおいて、ボックス内でそのお膳立てをしたのがFW伊東純也だった。“ランス兄弟”による同点弾にはファンも大興奮だ。
注目のシーンは、リーグアン第19節のPSG戦、56分のことだ。日本代表コンビが躍動した。1点を追うスタッド・ランスは、GKイャヴァン・ディウフのスローから速攻を開始。自陣左サイドでボールを受けた中村がドリブルで25mほど持ち上がって敵陣に入り込むと、走りながら縦のスペースへパスを出す。これを同じレーンで受けたのが伊東だった。
中央レーンにいた伊東は、中村がハーフウェーラインを越えたあたりで方向と速度を変え、斜めの爆速ランニングで一気に左へと走り込み、縦パスに反応していた。伊東のランニングと中村のパスのタイミングは、阿吽のコンビネーションだった。
そのままボックス内に侵入した伊東がマイナスの精密なパスを折り返すと、走り込んできたMFマーシャル・ムネツィが身体を反転させてゴールに背を向け、左足のワンタッチで落とす。そこに3人目の動きでボックス内へと走り込んできたのが中村だった。
右足を振り上げると、目の前でブロックするDFルーカス・ベラルドの足に当たらず、なおかつGKジャンルイジ・ドンナルンマが届かない右隅のコースへと鋭いシュートを流し込んでみせた。
このゴールにはファンも大興奮。SNS上には「シュート精度えぐい」と中村に注目すると同時に、「ランス兄弟がやってくれた！」「純也＆敬斗素晴らしい！」と日本代表コンビに触れるもの、そして「実質純也くんのアシスト！」「純也くんの折り返しが美しかった」「純也くん走った時にこれはいけると思った」「純也のパスも良かった」「半分くらい純也のアシスト」など伊東の“プレアシスト”も脚光を浴びた。
試合はそのまま1－1で終了し、スタッド・ランスは絶対王者を相手にアウェーで勝点1を手にした。なお、今冬に柏レイソルからスタッド・ランスに加入したDF関根大輝は90+3分に伊東との交代でピッチへ。わずかな時間となったものの、リーグアンデ・ビューを果たした。
（ABEMA de DAZN／リーグアン）
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