【ブンデスリーガ】フライブルク 1-2 バイエルン(日本時間1月25日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)
フライブルクの堂安律が1人でバイエルンの守備を切り裂く場面があった。右のタッチラインでボールを持った日本代表MFは、圧倒的な数的不利の状況でも強引に突破を図り、幻惑のドリブルで可能性のあるチャンスを作り出した。
日本時間1月25日にフライブルクは首位バイエルンと対戦。2点を追いかける68分にCKのクロスからアシストを記録していた堂安は、その後にも相手ゴールに迫るプレーを披露している。
フライブルクが1ー2と追いかける展開で迎えた76分に注目のシーンがみられた。
ホームチームが右サイドでバイエルンのパスをカットすると、そこからショートカウンターがスタート。タッチライン際で味方選手の強いパスがバイエルンDFラファエル・ゲレイロに当たると、そのこぼれ球が堂安の目の前にこぼれた。
ややラッキーな形でボールを回収した日本代表MFは、思い切った縦突破でポルトガル代表DFとキングスレイ・コマンの2枚を剥がす。そのまま個人技でボックス内に進入すると、4人のバイエルンの選手に囲まれる圧倒的な数的不利の状況でも強引に突破を図った。
最後はカットインからの切り返しで前進を狙ったが、MFアレクサンダル・パブロビッチとDFキム・ミンジェの2人がかりの守備を前に、シュートに持ち込むことはできなかった。
それでも思い切りを感じさせるドリブルには視聴者も「エグすぎるって」「うまいな」「堂安がずっと脅威」「堂安のドリブルえぐいな」「エゴいな」と反応。スタンドに集まっていた現地のファンが大きな歓声をあげたように、日本でも堂安のドリブルに大きな可能性を感じていた。
試合後にABEMAの独占インタビューに応じた堂安は「自分でも攻撃の変化を加えるところでは、一番何かを持っているのは自負しているので、だからこそもっとボールを受けたい」と、チームのために自分のところで勝負をしたい強い意志が感じられるコメントを残していた。次節ボーフム戦では、自らの強みを今節以上にチームへ還元することができるだろうか。なお、試合はバイエルンが2ー1で勝利している。(ABEMA/ブンデスリーガ)
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