【セリエA】ミラン 3-2 パルマ(日本時間1月26日/サン・シーロ)
パルマのGK鈴木彩艶が痛恨のPK献上となった。コーナーキックの守備時にクロスボールをパンチングしたところで交錯。相手を押したという判定で審判はペナルティースポットを指差し、ファンたちも頭を抱えた。
パルマはセリエA第22節でミランと対戦。その35分だった。左サイドからのCKで、ゴール前に入れられたクロスに対して鈴木はパンチングで対応。ブロックするような形で立っていたミランのDFストラヒニャ・パブロヴィッチの後ろから覆い被さるような格好でボールを弾き出した。
しかし、審判は直後にペナルティースポットを指して笛を鳴らす。鈴木にとっては痛恨となるPK献上。パブロヴィッチを押し倒してからパンチングをしたという判定に納得がいかない鈴木は、猛抗議したが判定が覆ることはなかった。
同シーンについて解説を務めた佐藤寿人氏は、「ボールの前にパブロヴィッチの背中を押して…鈴木彩艶の感覚からすると決して押したイメージはないと思いますけど、実際映像で見るとしっかり手で押して、その後ボールにチャレンジしていましたから。明らかにパブロヴィッチの背中を押した画は残ってしまっていますからね」とコメント。鈴木を擁護しながらも、主審のジャッジが正しいものだとの見解を示していた。
鈴木が与えたPKは、MFクリスティアン・プリシッチにあっさり決められた。このシーンについてファンはSNSで、「やってしまった…」「殴った?」「彩艶なにやってる」「ザイオンこれは完全に押してるよ」「思いっきりプッシングしてたな」「学べたな。あの押し方は印象悪い」などのコメントしている。
また、現地メディア『Milan News.it』によれば、元審判員で現解説者のルカ・マレッリ氏が「鈴木は拳を握りしめてパブロヴィッチを押した。明らかなPK」との見解を示したという。また、『TUTTO mercato WEB』も速報で、「鈴木の衝動的かつ無謀で未熟なファウルでPK」と報じていた。
なお、試合はこのあとパルマが同点から80分に逆転弾を奪うも、後半アディショナルタイムにMFティジャニ・ラインデルスとFWサミュエル・チュクエゼのゴールでミランが劇的な逆転勝利。パルマと鈴木にとっては悔しい逆転負けとなってしまった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





