【WWE】RAW(1月20日・日本時間21日/テキサス・ダラス)
怪物女子レスラーが自らの重さでリングにめり込む大ダメージにひと言も発せずグッタリと大の字。滅多に喰らうことのないロープ上の高さから123キロの自重で尻を強打する危険シーンにファンから「腰を痛めそう」「おしりが痛そう」など心配の声が相次いだ。
WWE「RAW」で同時移籍した元女子王者、ナイア・ジャックスとベイリーがシングル戦で対決。昨年ナイアのパワーに蹂躙され続けていたベイリーが、この日は頭脳プレイを連発。一方のナイアが自重に苦戦する場面が目立った。
SMACK DOWNで何度もタイトル戦線で対戦してきた両者。これまではベイリーがナイアのパワー&重さに完敗するシーンが多かったが、この日のベイリーは2度の120キロオーバーのギロチンを回避。エプロンからコーナーポストへと叩きつける「サンセットフリップ」とナイアの体重を逆手に取った頭脳プレイで反撃。
実況陣もベイリーの手段を選ばない戦術に「ここまでしないとナイア・ジャックスに勝つことができない。肌で知っています」と納得の意見。ナイアも自身の“わがままボディ”が災いしダメージが蓄積したか、今まででは考えられないほど大きく呼吸を乱すなど苦戦が目立つ。
さらにその重さが身にしみるシーンが続く。ナイアがセカンドロープから雪崩式サモアンドロップを狙うと、ベイリーがするりと体位を入れ替えパワーボムの体勢に移行。なかば強引にサンセットパワーボムを敢行。ナイアはセカンドロープから尻を強打したまま崩れ落ちる。
過去にもヒップアタック誤爆などでしばしば自らの重みで悶絶するシーンはあったが、高いところからマットにめり込むような一撃には声も出ずぐったりした様子。ファンも「腰を痛めそうな落ち方」「おしりが痛そう」「わりと死ぬ」とヒヤリとする場面に言葉を詰まらせた。
あわやフォール負けというギリギリでキックアウトし、最後は「サモアンドロップ」「ギロチン」「アナイアレイター(バンザイドロップ)」とフィニッシャー3連発で辛くも勝利したナイア。とはいえ正攻法で勝てなかったベイリーにとって、ナイア攻略のヒントとなる収穫の多い試合だった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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