アニメ【推しの子】の名シーンと言えば、黒川あかね(CV:石見舞菜香)が伝説のアイドル・アイ(CV:高橋李依)そっくりの声と話し方を披露した第7話を思い起こす人は多いだろう。あかねを演じる石見の演技力が「一瞬マジで声優変わったかと思った」「なにあれ、高橋李依の演技完コピ!」と評価された話題の回だ。
黒川あかねは主に舞台女優として活動する17歳の高校2年生。一流の役者が集うと言われる「劇団ララライ」所属の若きエースであり、天才役者の呼び声も高い。
第7話では、あかねが休んでいた恋愛リアリティショーの収録に復帰した。あかねは、役を演じる舞台と違い、自分自身のまま出演しなくてはいけない恋愛リアリティショーで苦慮しており、焦りのあまり起こしたアクシデントが原因で炎上してしまっていた。復帰にあたり、あかねは“素の自分”ではなく、何らかのキャラを演じて収録に臨むことを決めた。そこで参考にしたのが、アクア(CV:大塚剛央)の母でもあるアイだった。アクアにとって、アイは理想の女性でもあった。あかねはアイのように振る舞おうと、収録までの間に人格まで含めて徹底的に研究した。
そして迎えた収録の日、あかねは完全にアイをトレースしてみせた。一瞬にしてアイを憑依させ、「ふぁっ……。眠いんだよねー、収録早すぎてさー。あっ、もうカメラ回ってる?」と笑う彼女は、表情から口調、声色までアイそのもの。瞳にはなんとアイと同じ星まで見えていた。アクアは驚きのあまり言葉を失っていた。
アイが乗り移ったかのようなあかねという難しい演技を披露した声優の石見舞菜香に、「一瞬マジで声優変わったかと思った」「石見さんの技量に脱帽」「なにあれ、高橋李依の演技完コピ!」と視聴者から絶賛の声が続出した。
なお、石見は2024年3月に授賞式が行われた「第18回声優アワード」で助演声優賞を受賞している。
現在配信中のアニメ【推しの子】は、昨年11月に4年半に渡る連載を終えて完結したことが話題となった、赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏のタッグによる累計発行部数2000万部突破の大ヒット漫画が原作。産婦人科医のゴロー(CV:伊東健人)が、大好きなアイドル・アイの息子・アクアに転生したことから物語が大きく動き出す。目の前でアイを殺され、アクアは復讐のため事件の真相を探ろうと芸能界に足を踏み入れていく……。2023年にアニメ第1期11話が放送され、2024年7月から10月にかけて第2期が放送。第3期の制作も決定している。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
| 2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
| 3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
| 4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
| 5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
| 6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
| 7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
| 8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
| 9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
| 10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
| 11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
| 12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
| 13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
| 14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
| 15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
| 16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
| 17 | 成長 | メルト覚醒! |
| 18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
| 19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
| 20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
| 21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
| 22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
| 23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
| 24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |










