TVアニメ『【推しの子】』(おしのこ)は芸能界をテーマにした作品で、アイドルや役者などの表舞台に出る芸能人だけでなく、芸能事務所や監督・演出家などの裏方にもスポットを当て、芸能界の世界をリアルに描いています。
▶ルビー、白骨死体との絶望の対面 23話
▶ルビーの父!?謎めいた青年が登場 22話
▶幸せな記憶から一変…ホラーすぎるゴローの影 15話
原作はマンガで、『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカ氏と『クズの本懐』の横槍メンゴ氏がタッグを組んで「週刊ヤングジャンプ」で連載されました。
この記事では『【推しの子】』でゴロー達を殺した犯人や情報提供者などについて、アニメで放送されている範囲でまとめています。
目次
- アニメ『【推しの子】』とは?
- アニメ『【推しの子】』ゴローとアイを殺した犯人は誰?犯行理由は?
- アニメ『【推しの子】』犯人(リョースケ)の声優・田丸篤志さんとは?
- 実写版『【推しの子】』リョースケのキャストは誰?
- 犯人への情報提供者は誰?アクアの父親の可能性が高い理由は?
- 父親以外にも情報提供者や黒幕がいる?所属事務所の元社長が怪しい?
- アイ死亡後の相関図に記載されていた藍沢成樹と美輪みみかとは?
- アニメ『【推しの子】』犯人のまとめ
アニメ『【推しの子】』とは?
産婦人科医の雨宮吾郎(あまみや ごろう/ゴロー)は、アイドルグループ「B小町」のアイ(ほしの あい/星野アイ)の熱狂的なファンです。ある日、診察に来た妊婦がアイだと判明し、ゴローはアイが無事に出産できるように協力することにします。しかし、ゴローはアイの出産予定日に謎の男によって殺されてしまい、気がつくとアイの子供に生まれ変わっていました。アイの息子の星野愛久愛海(ほしの アクアマリン/アクア)として、ゴローは新たな人生を歩み始めます。
第1話はアニメ作品としては珍しく90分拡大版で放送されて、X(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得するなど大きな反響を呼びました。アニメ2期が2024年7月から放送され、3期の制作も決定しています。
1期オープニングテーマのYOASOBI「アイドル」は、ミュージックビデオが公開から約3週間ほどで6200万再生を突破、「第74回NHK紅白歌合戦」でも披露されました。
アニメ『【推しの子】』ゴローとアイを殺した犯人は誰?犯行理由は?
アニメ第1話の序盤でゴローが殺されて、終盤ではアイが殺されてしまいますが、いずれも同一犯による犯行でした。犯人はアイのファンだった人物で、名前はリョースケです。原作ではフルネームは「菅野良介」だということが判明しています。
リョースケはアイの握手会によく参加していて、人の名前を覚えるのが苦手なアイがリョースケの名前を覚えていたほどでした。
アイはリョースケからもらった星の砂をリビングに飾っていると話しています。原作漫画1巻収録の第9話では、アイが刺されてからリョースケと話す際に明確に星の砂が描かれていますが、アニメではカットされています。アニメ第1話の社長達がアイの引っ越し祝いをするシーンで、写真や花の隣に小さなビンが描かれているので、そのビンが星の砂の可能性があります。
犯人のリョースケは、公表されていないアイの苗字を知っていました。また、アイに子供がいることや、引っ越したばかりのアイの住所など普通では知り得ない情報を知っていたため、アクアは誰かがリョースケにアイの情報を流していて、情報提供者は自分達の父親ではないかと考えています。
リョースケの犯行の動機は?
リョースケが犯行に及んだ理由ですが、アイがアイドルでありながら妊娠出産をしたことを怒っていたようです。
出産後のアイが芸能活動を再開した際、リョースケは歌番組で踊っているアイをテレビで見て「この嘘吐き」「騙したな」と言っていて、内緒で子供を作りアイドル活動をしていることから、ファンを騙していると感じて犯行に及んだと思われます。
ゴローを殺した理由は不明ですが、ゴローが追いかけてきたため捕まらないように崖から突き落とした可能性があるのではないでしょうか。
アイの死亡後に報道されたリョースケの情報
アイが死亡した後、ニュースで事件が取り上げられているシーンがありました。ニュースによると、犯人のリョースケはアイを殺した数時間後に自殺を図り、病院で死亡が確認されたとのことです。
また、犯人のリョースケには協力者がいる可能性があり、捜査を行うことも報道されています。しかし、第2話以降で成長したアクアが未だに協力者を探していることから、アイが殺されてから10年ほど経過しても警察はリョースケの協力者を特定できなかったと思われます。
原作漫画では、アクアがリョースケに情報提供者がいるのではと考えるシーンで、「学生」「犯人は22歳」といったリョースケの情報が描かれています。アニメでは「B小町アイ 暴露完全ガイド!相関図一覧でエピソード紹介」というまとめ記事が映るシーンがあり、本当の情報なのかは分かりませんが、リョースケは「都内大学生」とされていました。
アイが死亡した後、SNSでは「#ストーカー刺殺」というハッシュタグが使われていて、世間的にはリョースケはアイのストーカーだったという認識で情報が拡散されているようです。
アニメ『【推しの子】』犯人(リョースケ)の声優・田丸篤志さんとは?
アニメ『【推しの子】』で犯人のリョースケの声を演じているのは、田丸篤志(たまる あつし)さん。田丸さんはTVゲームやボードゲームが好きな埼玉県出身の声優です。
田丸さんは、大学受験の勉強中の息抜きにラジオで音楽番組を聴いていたそうです。音楽番組を聴いていた流れで、声優がパーソナリティのラジオ番組(アニラジ)も聴くようになり、声優という仕事に興味を持ったと話しています。
田丸さんのこれまでの代表作としては、『たまこまーけっと』の大路もち蔵役、『魔法科高校の劣等生』の吉田幹比古役、『A3!』の月岡紬役などがあります。
田丸さんは自身のTwitterでアニメ『【推しの子】』への出演を報告した際、リョースケは「物語に大きな影響を与えてしまう人物です」とコメントしています。
実写版『【推しの子】』リョースケのキャストは誰?
ドラマシリーズが2024年11月28日(木)より配信、その続きとなる映画が2024年12月20日(金)より全国公開される実写版『【推しの子】』。実写版でリョースケ役を担当するのは杢代和人(もくだい かずと)さんです。
杢代さんは2018年俳優デビュー。『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』にてドラマ初出演を果たし、現在はダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」のメンバーとして活動中です。代表作には『仮面ライダーギーツ』『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』などがあります。
犯人への情報提供者は誰?アクアの父親の可能性が高い理由は?
ゴローとアイを殺した殺人犯のリョースケは、アイが出産のために入院していた病院を知っていたり、引っ越したばかりのアイ達の家を知っていました。リョースケは何のスキルもない普通の学生だったため、アクアはリョースケに情報を提供した人物がいると考えています。
アイは所属している芸能事務所の社長・斉藤壱護(さいとう いちご)にも、アクア達の父親が誰なのかを明かしていませんでした。アクアは、アイの交友関係の狭さなどを考えて、情報提供者は芸能界にいて、なおかつ自分達の父親ではないかと推測しています。
アクアの推測通り、アイは殺される前にアクア達の父親に公衆電話から連絡をしています。その際、引っ越したばかりの家の住所を教えているような描写があったため、父親が情報提供者の可能性は高いと思われます。アクア達の父親が誰なのかに関しては、『【推しの子】』の大きな謎の一つでもあります。
アニメ第20話では、DNA検査の結果から「劇団ララライ」の看板役者・姫川大輝(ひめかわ たいき)がアクアの異母兄弟だと判明しました。姫川の父親の名前は上原清十郎(うえはら せいじゅうろう)で、売れない役者だったとのことです。姫川との血縁関係から鑑みると、清十郎がアクアの父親である可能性が高いです。
清十郎は姫川が5歳の時に妻の姫川愛梨(ひめかわ あいり)と夫婦で心中しているため、アイとどのような関係だったのかについては謎のままです。
アクア達の父親の可能性がある人物は2人です。1人はDNA検査でアクアと異母兄弟であることが判明した姫川の父親・上原清十郎。もう1人の人物は、アイの墓の近くでルビーとすれ違ったあと、ルビーは自分の娘だと発言した男性・カミキヒカルです。第22話エンディングのクレジットでは「サングラスの男」と記載されていました。
清十郎はすでに死亡しているため本人から真相が語られることはなく、カミキはアクアとの接点はなくDNA検査はしていないようです。アクアは清十郎が自分の父親だと考えていますが、そのことを黒川あかね(くろかわ あかね)に話したところ、あかねはアクアの話に違和感を覚えた様子でした。
父親以外にも情報提供者や黒幕がいる?所属事務所の元社長が怪しい?
情報提供者はアクア達の父親以外にはいないのでしょうか。SNSでは「父親が黒幕というのはミスリードっぽい」「事務所の元社長が失踪したのは怪しい」「社長の奥さんが怪しい」など、事務所の元社長・斉藤壱護と社長夫人の斉藤ミヤコ(さいとう ミヤコ)が怪しいのではないかという考察も見られます。
壱護とミヤコは、アイに子供がいることを知っている数少ない人物です。アニメ第1話では苺プロダクションの社長は壱護でしたが、壱護はアイの事件以降に失踪して第2話からはミヤコが社長を務めています。
アクアが知る限り、アイが入院していた病院の場所を知っていたのは、壱護だけのようです。そしてアニメ第1話の後半では、壱護とミヤコがアイの新居を訪れていて、2人は引っ越し先を知っています。アクアは、壱護があれだけ大事にしていた看板アイドルのアイに不利益になる情報を流さないだろうと考えているようで、壱護がリョースケの協力者だという可能性を否定しています。
現社長の斉藤ミヤコに関しては、第1話でアイの母子手帳を撮影し、子供がいることを世間にバラそうとした過去があります。しかし、アイの事件後にはアクア達を自分の子供のように思っていると打ち明けているので、アクア達に危険が及ぶような情報は流すとは考えにくく、ミヤコが犯人に情報を流した可能性は低いと思われます。
アイ死亡後の相関図に記載されていた藍沢成樹と美輪みみかとは?
アニメ第1話でアイが死亡した後、原作漫画にはないアニオリシーンが追加されていました。そのアニオリシーンは、「B小町アイ 暴露完全ガイド!相関図一覧でエピソード紹介」というまとめサイトが映し出される場面です。
サイトにはアイと犯人のリョースケ以外に、藍沢成樹と美輪みみかという人物の名前が記載されていました。藍沢成樹は25歳の俳優、美輪みみかは16歳の人気ブロガーという情報が載っています。また、藍沢成樹からアイに矢印が向いていて、アイから美輪みみかに矢印が向けられていて、何かしらアイと関係がある人物かのように書かれていました。
このまとめサイトが映ったシーンでは、「死者をおもちゃにして他人の注目を浴びたい連中はそこらにいた。多くの勝手な憶測や〜」というアクアのナレーションが入っているため、事実ではなく嘘のネット記事の1つとして映されたものだと思われます。そのため、藍沢成樹がアクア達の父親だったり、美輪みみかが犯人と繋がりがあるという可能性は低いのではないでしょうか。
アニメ『【推しの子】』犯人のまとめ
テレビアニメ『【推しの子】』の第1話で主人公達を殺した犯人は、リョースケという名前の学生です。リョースケは、アイドルグループ「B小町」のアイのファンでしたが、アイがアイドルでありながら子供を作ったことに怒っていました。
リョースケは普通の学生でありながら、アイが入院していた病院を知っていたり、引っ越したばかりの新居を知っていたことから、リョースケに情報提供した人物がいるのではないかと言われています。
アクアは情報提供者は自分達の父親で、父親は芸能界にいると考えていました。現在のところ異母兄弟である姫川の父・上原清十郎がアクアの父親である可能性が高い状況ですが、ルビーを自分の子だと発言したカミキヒカルの存在も気にかかるところです。
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
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(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
17 | 成長 | メルト覚醒! |
18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |