【写真・画像】えぐっ! 鈴木彩艶、ミラン震撼の“スーパー反射神経”が脚光! 左手1本で決定機阻止の瞬間「よく触った」「集中してる」 1枚目
【映像】鈴木彩艶、70m超の「理不尽フィード」
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セリエA】ミラン 3-2 パルマ(日本時間1月26日/サン・シーロ)

【映像】鈴木彩艶、70m超の「理不尽フィード」

 パルマのGK鈴木彩艶がミラン戦で、最後尾から70m超のロングフィードを炸裂。今冬に加わった大型FWが前線のターゲットを務めたことにより、ファンはさらなる効果アップを期待していた。

 お馴染みの“ザイオン砲”が炸裂したのは、ミランと対戦したセリエA第22節の48分のことだ。オフサイドから自ペナルティーエリア付近でFKを獲得したパルマは、DFアレッサンドロ・ヴォリアッコがクイックスタートで鈴木にパスを出す。守護神はボックス内からボールを少し前に押し出し、右足を振り抜いた。190cm・100kgの体重がしっかりと乗ったボールは、勢いよく相手コートに向かって飛んでいく。その軌道は中継映像から見切れるほど高かった。

 ミランのCBコンビであるマッテオ・ガッビアとストラヒニャ・パヴロヴィッチの2人が落下地点を測る中、パルマは4選手がロングフィードに反応。そして、鈴木から70m超の先の位置でパルマのFWミラン・ジュリッチが、ガッビアに競り勝つことに成功。その後、FWデニス・マンが収めようとしたが、これはパヴロヴィッチに跳ね返された。

 シュートには繋がらなかったものの、鈴木のロングキックに対してパルマはミランのディフェンスラインに対して4対2の数的優位を作って準備。日本人GKのキックの飛距離と正確さを信用しているからこそ、攻撃のスイッチを鋭く入れることができたのだろう。

 このシーンを見ていたファンもSNS上で、「ザイオンのロングキック一発で2対4になっちゃうのバグってる」「ザイオンのビルドアップは相変わらず厄介だねぇ」「彩艶→ジュリッチの放り込み可能性感じるな」「フィードまじですげえ」などと驚愕していた。

 ちなみに、このシーンでターゲットを務めたジュリッチは、199cmの大型ストライカー。1月22日にモンツァから加入し、この日がパルマ・デビュー戦だったが、早くも“ザイオン砲”への反応の良さと空中戦の強さを発揮した。今季のパルマは鈴木のロングフィードを攻撃パターンのひとつにしているため、ジュリッチの加入は大きな効果を生み出しそうだ。

 実際、実況の北川義隆氏が「これができるようになったのは大きいですよね」と問いかけると、解説の佐藤寿人氏も「プレスをハメられても長いボールで回避できますからね」と呼応していた。

 なお、鈴木はこのミラン戦で何度か好セーブを見せたものの、PK献上や後半アディショナルタイムに連続ゴールを許すなど最終的に3失点。パルマは3-2で逆転負けを喫している。

 パルマは年明け4試合でいまだ未勝利(2分2敗)だけに、次節のレッチェ戦(日本時間2月1日早朝)ではなんとか勝利を掴み取りたい。

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