【ラ・リーガ】アトレティコ・マドリード 2-0 マジョルカ(日本時間2月2日/エスタディオ・シビタス・メトロポリターノ)
目を疑うような光景だ。
アトレティコのMFコナー・ギャラガーが足裏を見せたスライディングタックルを繰り出して警告を受けた。危険なタックルを食らったマジョルカの選手が悶絶する中、ファウルを犯したギャラガー自身も足を痛めており、脛から出血。まさかの自爆を目にしたサッカーファンが心配の声を送っている。
痛々しいシーンが勃発したのは、アトレティコが第22節にマジョルカと対戦した82分のことだ。1点リードのホームチームは敵陣右サイドでボールを奪い、ショートカウンターを仕掛ける。MFパブロ・バリオスが中央に横パスを出すと、マジョルカのMFパブロ・ナバーロの足に当たり、ピッチ中央へこぼれる。そこに反応したのが、ギャラガーとマジョルカのMFミケル・ジャン・サラスだ。
サラスが一歩早くボールに到着することを察知したギャラガーは、スライディングタックルでボールを刈り取ることにトライ。すると、ギャラガーの足裏がサラスの足に勢いよくヒットし、両者が激しく交錯した。強く地面に打ち付けられたサラスが足を抑えて痛みを訴えると、主審の笛が鳴り、危険なプレーをしたギャラガーにイエローカードが提示された。
目を疑ったのは、その直後だった。なんと危険タックルを見舞ったギャラガーもうずくまり、悶絶したのだ。一体、何が起きたのか。その答えは中継カメラが教えてくれた。
まずは痛むギャラガーがアップで映ると、左の脛から出血していたのだ。赤いソックスの色が変わるくらい血が滲む。さらに、交錯シーンのリプレイが流れると、ギャラガーがタックルをした時、ボールを蹴ろうとしたサリスの右足の裏がギャラガーの左足の脛にもヒットしており、ファンがSNS上で「完全に足裏!」「出血してる!」「自爆か?」「痛そう」と自爆とも言える場面についてコメントした。
足を痛めたのは両選手だったが、サリスにイエローカードが出ることはなく、先に足を出したギャラガーだけが咎められた。
その後、アトレティコは90 + 3分にアントワーヌ・グリーズマンの華麗なループ弾が決まり、2ー0で勝利。首位のレアル・マドリードを勝点差「1」で追いかけている。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)
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