【WWE】ロイヤルランブル(2月1日・日本時間2日/インディアナ・インディアナポリス)
愛憎入り混じった盟友同士の完全決着戦は、アナウンステーブルから場外に設置されたラダー(ハシゴ)に頭から落ちて突き刺さる衝撃結末。真っ二つに折れたラダー、ピクリとも動かない敗者の姿にファンから「やりすぎ」「刺さった」「もはや事件だ」と悲鳴のような反応が相次いだ。
WWEのプレミアムイベント「ロイヤルランブル 2025」が開催され統一WWE王者コーディ・ローデスと挑戦者ケビン・オーエンズが対戦。リング上に吊るされたベルトを獲ったものが勝者となる特殊ルール“ラダーマッチ”での争いは、コーディがオーエンズをアナウンステーブル上からアラバマスラムで葬り王座防衛に成功した。
友情から一転、“無法者”オーエンズのリング内外での襲撃により遺恨が深まった両者。過去の試合でのグレー裁定を払拭すべく「レフェリーなし、フォールによるカウントアウト、反則裁定なし」の完全決着戦は、リングに設置されたラダーを登って頭上に吊るされたチャンピオンベルトを手にしたものが勝者となるラダーマッチで争われた。
開始から予想通りの喧嘩マッチとなった試合は、序盤にオーエンズが場外でコーディをラダー目がけてボディスラム。両者が客席になだれ込んでの殴り合い、コーディが観客のドリンクを相手の顔面にぶちまけると、オーエンズも別のファンのドリンクを強奪して報復。この無法地帯すぎるオープニングの攻防はほんの序章に過ぎなかった。
お互いラダーにスープレックスで叩きつけ背中が傷だらけ。ラダーのパーツを凶器にした殴打合戦と戦いはエスカレート。WWEでは“禁じ手”であるパイルドライバーを狙ったオーエンズを、コーディがショルダースルーで返してラダーの鋭利な角に背中から突き刺さるシーンに「角はあかん」「痛すぎる」「マジで大丈夫か?」と悲鳴が相次いだ。
最後はラダー戦史上に残る壮絶過ぎるエンディング。場外アナウンステーブルの上での攻防から、オーエンズが雪崩式のパッケージドライバーを狙い仕留めに掛かるとコーディが辛うじてこれを回避。一転して、オーエンズをエプロンとテーブルに架けられたラダーへと真っ逆さまの「アラバマスラム」で葬った。ラダーは真っ二つになり脳天から突き刺さったオーエンズは映画「犬神家の一族」の“逆さ足”状態でノックアウト。コーディがラダーを駆け上りベルトを手にして試合を決めた。
過去にも数々の過激な戦いが繰り広げられてきたラダーマッチ。ハシゴの上から落ちる、投げる、激突するなど様々な過激シーンはあったが、場外で真っ逆さまにブッ刺さるのは前代未聞。ファンからは「刺さった」「うわああああ」「えぐいえぐい」と言葉にならないコメントが殺到。試合後もラダーに頭を突っ込んだままピクリとも動かないオーエンズに「さすがにやりすぎ」「もはや事件だ」と心配の声が多数寄せられた。(ABEMA/WWE『ロイヤルランブル』)




