【ベルギーリーグ】ユニオン・サンジロワーズ 2-1 シント=トロイデン(日本時間2月3日/スタッド・ジョゼフ・マリアン)
危機一髪のプレーだ。シント=トロイデンのGK小久保玲央ブライアンがディフェンスラインの背後へのロングボールに対して、持ち場を大きく離れて間一髪でインターセプト。そして、ペナルティエリア内に戻ってキャッチしようとしたところ相手FWからタイトなプレスを掛けられたが、なんとかボールを抱え込み難を逃れた。
パリ五輪の日本代表GKが肝を冷やしたのは、シント=トロイデンが第24節にユニオンと対戦した36分のことだ。ゴールレスの中、ユニオンのMFチャールズ・ヴァンホーテがシント=トロイデンのディフェンスラインの背後にロングボールを蹴ってくる。このボールの弾道が絶妙で、シント=トロイデンのDFジネディーヌ・ベライドの背中かつPAの手前に落ち、ユニオンのFWフラニョ・イヴァノヴィッチが鋭く反応していた。
しかし、小久保が勇気を持ってボックス内を即座に飛び出す。イヴァノヴィッチのコントロール際に厳しく寄せ、ペナルティーアークの前でパスをカット。そして、ボールを手でキャッチして相手の攻撃を終わらせるため、ボックス内にドリブルで帰っていく。
だが、そこを狙われていた。イヴァノヴィッチがべライドの影から現れるようにしてプレスを仕掛けてきたのだ。小久保はそれを察知し、ドリブルのスピードを上げ、背中でボールをブロックしながらボックス内になんとか生還。キャッチの直前もイヴァノヴィッチにボールを突かれたが、ガッチリとキャッチした。
ヒヤリとしたもののユニオンの攻撃をストップさせた小久保のプレーを、実況の原大悟氏は「キャッチできました。積極的な飛び出しでした」と伝え、ファンはSNS上で「小久保玲央ブライアンが小久保玲央ブライアンしてて嬉しい」と興奮していた。
(ABEMA de DAZN/ベルギーリーグ)
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