将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖、22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第74期ALSOK杯王将戦七番勝負」第3局が2月5日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で始まった。シリーズは、藤井王将が開幕から2連勝と好発進。本局を制し、防衛4連覇に王手をかけるのか。挑戦者の永瀬九段が反撃を開始するのか。本局の先手番は永瀬九段。
藤井王将と永瀬九段がタイトル戦で4度目の激突となった注目のシリーズ。第3局は、「オーベルジュ ときと」を舞台に争われる。立川市での王将戦開催は、5年連続5回目となる。藤井王将が初めて王将位を奪取した思い出の地でもあるが、永瀬九段も前回(第70期)の挑戦時に立川対局で白星を飾っている。本局で勝利を手にするのはどちらか。
七番勝負は開幕から藤井王将が2連勝でリードを広げている。第1局は永瀬九段の先手で相掛かりの出だしに。終盤の入り口まで挑戦者ペースで進行していたものの、勝負所で慎重に受けに回った永瀬九段に対し、藤井王将が金を躍動させ攻守に手厚い好手を披露。バラバラだった陣形から瞬く間に堅陣を築き上げると、緩急自在の指し回しで先勝をもぎ取った。
第2局は、後手番の永瀬九段が横歩取りを志向。挑戦者の用意の作戦となったが、藤井王将の冷静な対応に永瀬九段が公式戦自己最長記録の2時間32分の大長考に沈む場面も。スローペースでの進行となったが、藤井王将が封じ手で放った角が徐々に存在感見せる展開に。長い中盤戦から藤井王将が圧倒的な構想力を見せつけ、手堅く勝利を飾ってみせた。
防衛4連覇を目指す藤井王将は、シリーズを制覇した場合、谷川浩司十七世名人(62)が保持するタイトル獲得数27期に並び、歴代5位となる。驚異のスピード感で金字塔を打ち立てる藤井王将は、本七番勝負で快記録をマークするのか。その戦いぶりから目が離せない。
本局の持ち時間は各8時間の2日制。第3局の先手は永瀬九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・【裏話』『インフォーマ』演者たちが語るタイでの撮影秘話