桜庭和志の息子で格闘家の桜庭大世が2月2日に放送された『ABEMAスポーツタイム』に生出演。衝撃的な「KO」エピソードを披露した。
レジェンドである父へのオマージュか、マスク姿でスタジオに登場した桜庭大世。以前、番組では桜庭和志をゲストに招いて大晦日の「RIZIN」を特集したが、メインコメンテーターでサッカー元日本代表の槙野智章いわく、その際に息子のコメントを聞いて大号泣していたという。
このたび満を持して番組に生出演した大世。総合デビュー戦となった「RIZIN」ではベテランの矢地祐介を相手に、わずか26秒でTKO勝利を収めている。あまりにも衝撃的なデビュー戦での“秒殺”は大きな話題を呼んだが、この見事なKO劇をスタジオで生再現することに。
この流れに嫌な予感がしたのか「いや、動画見せてよ!」と全力でツッコむ槙野だったが、予想通り手取り足取り試合をプレイバック。左足でのキックを受け止めた矢地のアゴに左フックが入るまでの一瞬の展開を、ゆっくり解説した。
ダウンした矢地への素早いグラウンドでの打撃に関しては、「テンションが上っていたのでよく覚えていない」と言う大世だったが、すかさず槙野は「けっこう速くイッてたよ!?」とツッコミ。機転を利かせた試合運びについては、打撃コーチからの「キックとパンチをいつでも出せるように」という教えを実践したそうだ。
度重なるトレーニングによって豊富な攻撃パターンを搭載し、ピンチもチャンスに変える柔軟さを実戦で発揮してみせた大世。さらに柔道出身ということで「寝技」を披露する流れになると、かけられる気満々で横になる槙野の腕を取ってサラリと腕緘(うでがらみ)を披露。あまりにナチュラルな極めに、槙野は思わず「ダメだよ大世くん!」「レッドカードだよ!」と悶絶していた。
「RIZIN」で大世は得意の寝技ではなく、相手の予想を裏切る形で打撃での勝利となったわけだが、それも狙い通りだった模様。番組初ゲストでRIZIN公式アンバサダーの蒼瀬くるみから「パンチの感覚は覚えていますか?」と聞かれると、実際に人を殴ったのは初めてと明かしつつ、「……気持ちいいと思っちゃいました」と正直に吐露していた。
(ABEMAスポーツタイム)






