【セリエA】カリアリ 2-1 パルマ(日本時間2月9日/ユニポール・ドーモス)
パルマのGK鈴木彩艶がミスからピンチを迎えた。ボックス内に蹴り込まれたロングボールをキャッチしようとした日本代表GKだったが、ボールが手からこぼれてボックス外の方向へ。何とか掴み直したが、その場所がラインの“内”か“外”かで物議を醸している。
セリエAで降格圏に沈むパルマは日本時間2月9日、アウェーでカリアリと対戦。ゴールレスで迎えた35分、鈴木の“動き”をきっかけに一波乱が起きた。
カリアリのアバウトなクリアボールがボックス内に到達すると、ゴール前に張りついていた鈴木は相手FWがボールに触れないと判断してから前に飛び出してキャッチを試みた。
その際に味方CBジョヴァンニ・レオーニと接触したことでキャッチミスになると、ボックス外の方向へこぼれたボールを慌てて回収。鈴木は平然とした顔をしていたが、ラインの“内”か“外”か際どいプレーに、カリアリの選手たちは一斉にハンドをアピールし、ホームのサポーターからは大ブーイングが寄せられた。
このシーンには、実況を務めた河村太朗氏も「おおお、おおお、おおおおおおお、お、お、お」と慌てた様子。「ギリギリでしたね。触ったところがラインの外だったらハンドです」と、視聴者に状況を伝えた。
ファンもSNSでは「リプレイ見る限りハンドだなw」「彩艶どうした」「ちゃんとキャッチせい」「今日お笑いの日か」「彩艶がファンタジスタすぎ」と、慌てる日本代表GKに驚きの声を上げていた。
この日の鈴木は、2失点の場面こそオウンゴールと相手FWのゴラッソでいずれもノーチャンスだったが、こうした集中力を欠いたプレーが少なくなかった。地元メディアの『PARMA LIVE』は個人採点4と手厳しく、「失点は彼の責任ではないが、何度もボールをこぼすGKは守備陣の自信を与えることはできない。明らかに精神的に苦しんでいるが、チームは彼に全幅の信頼を置いており、何とかして立ち直らなければならない」と寸評している。
残留を争うカリアリを相手に1-2で敗戦を喫してしまったパルマは、6試合連続の未勝利(2分4敗)で降格圏18位のまま。次節のローマ戦で、浮上のきっかけを掴めるか。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





