【UEFAチャンピオンズリーグ】セルティック 1－2 バイエルン（日本時間2月13日／セルティック・パーク）
前田大然がバイエルンを相手に大舞台で爆速ゴールを決めてみせた。セルティックに所属する日本代表FWは、CKのチャンスで、相手守備の背後から突然現れる忍者のような動きからヘッドでネットを揺らしてみせた。
注目のシーンは、セルティックがバイエルンとホームで対戦したチャンピオンズリーグ（CL）のノックアウトフェーズ プレーオフ第1戦、0－2で迎えた79分のことだ。前田が持ち味を存分に生かした動きで相手を凌駕した。
セルティックが右CKを獲得すると、前田がボックス内で“隠密行動”に出たのだ。当初、ボックス内のファーサイド後方にいた前田は、MFアーン・エンゲルスが蹴り込んだボールがニアでクリアされ、その場で高く上がったことを確認すると、するするっと回り込むようにしてゴール前への侵入を始める。そして、相手ディフェンス3人の背後からニアに移って完璧にポジショニングを取ると、なんとその瞬間、その場所にボールがこぼれ落ちてきたのだ。
リプレイ映像を見ると、ニアに上がったボールの落ち際を、セルティックのFWヤン・ヒョンジュンがボレーを試みるも、これがうまくミートしないままゴール方向へ向かう。そこに対して、“忍者ムーブ”でニアのポジションを取っていた前田がまさに超人的な反応でこのボールに頭を出して触り、ゴールへと押し込んでみせたのだ。
このシーンはビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が入ったもののゴールが認められ、セルティックが1点を返すことに成功。前田のゴールにはファンもSNSで「なんと！」「絶好調！」「速えええ！」「大然爆発しとるな」「やるじゃん！大然」「バイエルン相手に1点返したね」「スタジアムのムードも最高潮！」と称賛の声をあげていた。
なお、試合はそのまま1－2でタイムアップ。この日はセルティックのMF旗手怜央も先発で出場すると共に、78分にはバイエルンの伊藤洋輝が交代出場でデビュー。CLの舞台で日本人対決が実現した。（ABEMA／WOWSPO／UEFAチャンピオンズリーグ）
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