【UEFAチャンピオンズリーグ】モナコ 0－1 ベンフィカ（日本時間2月13日／スタッド・ルイII）
モナコに所属する日本代表MF南野拓実が圧巻のスルーパスを見せた。絶妙な左足のトラップから2タッチ目に右足で鋭いパスを供給してチャンスを演出。途中投入から約5分後に存在感を示した。
好プレーは72分に起こった。南野は1点ビハインドかつ退場者が出て1人少ない状況の中、68分にMFアレクサンドル・ゴロヴィンと交代してピッチに投入された。
右SBのヴァンデルソンがロングフィードを左サイドに展開。サイドチェンジのパスを受けたMFエリーセ・ベン・セギルはワンバウンドしたボールを複数回のタッチで落ち着かせると、自陣左サイドにいたDFクレピン・ディアッタに預けた。ディアッタは左足でゴールを背にしてトラップすると、右足のタッチでターンして矢印をゴールへ。3タッチ目で敵陣のペナルティアーク内に位置していた南野へダイアゴナルのパスを出した。
ワンフェイクで相手センターバック2人との距離を離していた南野は完全にフリーの状態に。見事なオフザボールの動きから半身で待ち構えて左足のトラップで前を向くと、右サイドのハーフゾーンからディフェンスラインの裏へ向けて走り出していたFWブレル・エンボロを見つけて鋭いスルーパスを供給する。約20メートルの距離のミドルパスを正確に届けたが、ボックス内でボールを受けたエンボロが放ったシュートは相手が身体で阻止。跳ね返ったボールはエンボロに当たり、こぼれ球をクリアされてしまってゴールには至らなかった。
南野がフリーでボールを受けた際には実況を務めていた原大悟氏と解説を務めていた野口幸司氏が口を揃えて「いいところ！」と興奮気味に口に。また、一連のプレーを見たファンからは「南野がいい！」「やっぱ存在感ある」と称賛のコメントが寄せられた。
途中出場から奮闘した南野だったが、試合はベンフィカが48分に奪ったゴールを守り切って勝利。モナコは1点ビハインドの状況でアウェイに乗り込むこととなった。
（ABEMA／WOWSPO／UEFAチャンピオンズリーグ）
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