【UEFAチャンピオンズリーグ】フェイエノールト 1-0 ミラン(日本時間2月13日/フェイエノールト・スタディオン)
【映像】ミラン巨漢DFに競り勝つ!上田綺世の「強靭ポストプレー」
ビッグクラブのDFにも負けない強靭さだ。フェイエノールトのFW上田綺世が相手DFを背中でブロックするポストプレーで攻撃を活性化。解説の風間八宏氏も絶賛する働きを見せたが、前半だけで交代することにファンは落胆している。
注目のシーンは、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ1stレグでミランと対戦した43分のことだ。1点リードするフェイエノールトが追加点を狙いにいく中、日本代表FWが効果的なプレーを見せる。
上田はセンターサークル付近で、右サイドのタッチライン沿いに立つFWアニス・ハジ・ムサからのパスに反応。強い回転が掛かった浮き球という処理が難しいボールであり、背後からミランのDFストラヒニャ・パヴロヴィッチの猛チャージを受けていた。しかし、182cm・76kgの上田は背中で194cm・88kgのパブロヴィッチをしっかりとブロックしながら、バウンドするボールを胸でコントロールしたのだ。
胸トラップが近くにいたMFアントニ・ミランボへのパスとなり、フェイエノールトは相手のプレスを掻い潜って左サイドから攻め入ることに成功した。
攻撃の起点を作ったポストプレーは、解説の風間氏が思わず「あぁ、良いプレーだ」と称賛の声を漏らすほど完璧なプレー。また、ファンもSNSで反応し、「要所で良いポストプレーしてるよ」「上田綺世のポストプレー全部上手い」「綺世起点になってるな」「上田綺世はミランDF相手に競り勝てるし、ちゃんとポストプレーできてる!」と絶賛の嵐だった。
最前線で力強さを発揮していた上田だったが、後半開始時はピッチにいなかった。ハーフタイムにFWフリアン・カランサとの交代を告げられたのだ。ポストプレーは何度か成功させたものの、シュートがゼロに終わったことが響いたか。
それを受けて実況の横内洋樹氏が「上田、悪くなかったように見えたのですが」と問いかけると、風間氏は「むしろ良かったですよ」とコメント。ファンも「交代しちゃった」「前半良かったのに上田綺世交代かよ…」「後半も観たかったな」「もっと見たかった」「悪くなかったとはいえCFとしてはやはりシュートを撃ちたかったよな」と残念そうだった。
現地メディアも上田の好プレーを評価。ミラン専門メディア『Millan News.it』は「チャウとパヴロビッチとの体格差を埋めるために頻繁にスペースを突いて攻撃した」と綴り、個人採点は及第点の6だった。
なお、フェイエノールトはエースのFWサンティアゴ・ヒメネスが今冬移籍したミランを相手に1-0で勝利。決勝トーナメント進出がかかる運命の2ndレグは、日本時間2月19日にミランの本拠地サンシーロで開催される。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

