【UEFAチャンピオンズリーグ】フェイエノールト 1-0 ミラン(日本時間2月13日/フェイエノールト・スタディオン)
決して防げないシュートではなかった。ミランのGKマイク・メニャンがニア下へのシュートに横っ飛びで反応するも、弾き切れずに失点。世界屈指の守護神が見せたセーブミスに、ファンはガッカリし、現地メディアも厳しい声を寄せた。
ロッソネーロの絶対的な砦にミスが発生したのは、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ1stレグでフェイエノールトと対戦した3分のことだ。
開始早々、ミランがカウンターを受ける形で右サイドから攻め込まれた。フェイエノールトのFWイゴール・パイションが、ペナルティーエリア左角から右足でシュートを放ってきた。ニアへの低弾道シュートだったが、メニャンはしなやかな横っ飛びで反応。倒れながらも身体の近い位置でボールを触った。しかし、雨に濡れたピッチを滑るごとに加速したボールを弾き切れなかったのだ。
フランス代表GKのらしくない失点は予想だにしていないもので、実況席も困惑していた様子。メニャンの手にシュートが当たった直後、解説の風間八宏氏は「うん、いいですね」と述べていたが、スタジアムから地響きのような歓声がなったことで、実況の横内洋樹氏が「あっ、これ入りましたか!?入りましたね?」と声を漏らす。すると、風間氏も「入ったのか!意外性がありましたね」と驚きを示した。
ミランとフランス代表でレギュラーを張り、世界有数のGKとして知られるメニャンのらしくないセーブミスに、ファンもSNSで反応。「メニャンどうした…」「それはあかん」「今の失点はメニャンらしくない…」「こういうミスを結構するのキーパーとしてキツすぎるってメニャン」「嘘だろメニャン…」「やらかしたな」「えっ?メニャンらしくないな」と落胆していた。
現地メディアも守護神の対応に着目。ミラン専門メディアの『Millan News.it』は、「パイションでの失策は、彼の今シーズンを特徴づけるミスの一つだ。フェイエノールトのブラジル人選手のシュートは、決して危険でも止められないものでもなかった。ミランの敗北に大きな汚点を残した」と綴り、個人評価点ではチームワーストの「4」を付けた。
ミランは1点が返せず、このまま0-1でフェイエノールトに敗戦。決勝トーナメント進出をかけて本拠地サンシーロで戦う2ndレグ(日本時間2月19日)で逆転を目指す。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)

