【UEFAチャンピオンズリーグ】モナコ 0－1 ベンフィカ（日本時間2月13日／スタッド・ルイII）
モナコにとって雰囲気を一変させた悪魔のワンタッチだった。南野拓実所属のモナコが挑んだCLの一戦。試合を優位に進めるなか、つま先で放ったループシュートが試合を決めた。GKが思わず振り返り呆然とした予想外の鮮やかな一撃は流れを変え、結果的に決勝ゴールとなった。
鮮やかなゴールが生まれたのは47分。ベンフィカのアラウージョが右サイドからゴール前へスルーパスを供給。DFを振り切って抜け出したFWパブリディスは、目の前に立ちはだかるGKマイェツキを嘲笑うかのように、つま先でループシュートを放ち、ボールは守護神の頭上を越えてゴールに吸い込まれていった。マイェツキが驚いたように後方を振り向き、遅れてリアクションした様子が、予想外のワンタッチを象徴した瞬間だった。
モナコ優位の展開で前半を終えた直後の鮮やかな先制点に、実況の原大悟アナウンサーは「パブリディス浮かせた！上手い！」と絶叫。モナコの本拠にも関わらずスタジアムからは地鳴りのような歓声が起きた。解説の野口幸司氏もリプレイでパブリディスが抜け出すシーンを見ながら「ここの体の強さ。（体勢の）変え方、あとは最後フィニッシュの上手さですよね」と絶賛。
モナコは直後の52分に、プレーへ抗議したムスラティがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場に。1人少ない状態での戦いを強いられたが、結果的にその直前にあったゴールが流れを変え、この1点が重くのしかかる試合展開となり、そのまま敗戦。まさに試合を決めたワンタッチとなった。
（ABEMA／WOWSPO／UEFAチャンピオンズリーグ）
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