【明治安田J1リーグ】FC町田ゼルビア 1-2 サンフレッチェ広島(2月16日/町田GIONスタジアム)
昨季三つ巴の優勝争いを繰り広げた上位チーム同士の対決は、MF相馬勇紀の左足から放たれた一撃でその均衡が破られた。たった1人で3人をぶっちぎるドリブルからネットを揺らすとホームチームのファンは歓喜に揺れた。
J1昇格初年度となった昨シーズンで3位と躍進を遂げた町田が、2025年の開幕戦で昨季2位の広島を町田GIONスタジアムに迎えた。するとゴールレスで迎えた26分、新シーズンのオープニングゴールが生まれる。
センターサークル付近でボールを受けた相馬は、胸トラップでボールをコントロール。DF塩谷司のチェックをいなしながら反転してゴール方向へとドリブルを開始した。MF中野就斗のプレスもスピードでぶっちぎると、MF川辺駿のスライディングも交わしてそのままボックス内へ。GK大迫敬介の動きを見て、左足で逆のサイドネットへと流し込んだ。
このゴールに天空の城は大歓声。解説を務めた林陵平氏は「相馬は立ち上がりからコンディションが良かった。1人で違いを作り出しましたね。囲まれたところから1人で運び出しました」と、相馬の運び出しを称賛。さらに「塩谷がマンツーマン気味に捕まえにいっていたので、3バックの左のスペースがいなくなった。そこに川辺もカバーしましたが止めきれなかった。相馬の突破力、左足のシュートは見事でした」とこのゴールを分析した。
この先制点にファンは「相馬えぐいって」「1人で完結させたわw」「運び出しからフィニッシュまで完璧」「うますぎるやろ」「えぐいゴラッソだ!!」「今年の相馬はやってくれる」のように大盛り上がりとなった。
相馬のゴールでボルテージは最高潮に達したが、後半は広島のペースになると、59分にトルガイ・アルスラン、77分にルーキーの中村草太にJ初ゴールを許し、1ー2の逆転負けを喫した。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





